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「反発」と「下振れ」両にらみのシナリオ
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

「反発」と「下振れ」両にらみのシナリオ

2015/6/19
今週の国内株市場ですが、日経平均は週初の15日(月)は25日移動平均線をサポートに反発してスタートしたものの、その後は続落となり、18日(木)は節目の2万円を下回る19,990円で終了しました。
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今週の国内株市場ですが、日経平均は週初の15日(月)は25日移動平均線をサポートに反発してスタートしたものの、その後は続落となり、18日(木)は節目の2万円を下回る19,990円で終了しました。前週に引続き軟調な展開が目立っています。

(図1)直近の日経平均(日足)の動き (6月18日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

上の図1で足元の動きを確認してみますと、最近は「プチ三角保ち合い」を形成しつつありました。特に今週は米国のFOMCや欧州財務相会合、日銀の金融政策決定会合などの注目イベントが控えていたこともあって動きづらく、「次に備える」動きだったのかもしれません。ただし、17日(水)~18日(木)の動きで保ち合いを下抜けてしまった格好です。

その一方で、前回2万円割れ寸前まで下落した6月10日と18日で、いわゆる「二番底(ダブルボトム)」も形成しているようにも見えます。そのため、三角保ち合い下放れで下げ幅が拡大していくのか、それとも二番底で戻りを試しにいくのか、判断に迷う局面にあります。

これまでに何度か紹介しました「扇形(ファン)トレンド」(下の図2)では、とうとうライン③を下回ってしまった格好ですので、1月中旬からの上昇トレンドはひとまず終了となった可能性が高いです。ただし、上昇トレンドの終了が下落トレンド入りを意味するのではなく、もみ合いながらレンジ相場を形成していくシナリオも想定されます。

(図2)日経平均(日足)の「扇形(ファン)トレンド」

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

また、トレンドは一定のリズムを打ちながら継続していきます。下の図3を見てみますと、1月中旬からの上昇トレンドは「前月の高値を更新」しながら辿ってきたことが分かりますが、6月に入ってからはこれまでのところ5月の高値を更新できていません。このまま6月末を迎えると、やはり図2と同様に上昇トレンドが終了したことが確認できそうです。

(図3)日経平均(日足)と前月高値の更新

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

また、同じトレンド指標のMACDでも確認してみます(下の図4)。

(図4)日経平均(日足)と前月高値の更新

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

18日(木)終了時のMACDの値は56.05円まで低下してきましたが、1カ月前(5月14日)は28円となっていました。久々に0円に近づいてきたわけですが、MACDは「短期と中期の(平滑)移動平均線の乖離」をあらわしたものですので、0円を下回ってマイナスになるのは、短期線が中期線よりも下であることを意味しますので、目先はMACDがこの水準で踏みとどまれるかが、トレンド判断の目安となりそうです。

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