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「底堅さ」と「不安定さ」の並存
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

「底堅さ」と「不安定さ」の並存

2015/1/30
先週末(1月23日)の日経平均は、ECB理事会で量的緩和が決定したことを受けて一段高でした。
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早速ですが、足元の日経平均の動きを下の図1で確認してみたいと思います。

(図1)直近の日経平均(日足)の動き(1月29日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

先週末(1月23日)の日経平均は、ECB理事会で量的緩和が決定したことを受けて一段高でした。この日のローソク足は窓を空けての上昇でしたが、上値を伸ばせず、十字足に近い微妙な陰線となりました。

23日とは反対に、週明け26日は一段安でスタートしました。このまま下値トライで終わると、23日のローソク足が離れ小島のように取り残される、いわゆる「アイランドリバーサル」の形になってしまう可能性があったわけですが、その後は25日移動平均線がサポートとなる格好で下げ幅を縮小する展開となり、結果的に23日に空けた窓を埋める陽線となり、相場の底堅さを印象付けました。

翌27日~28日にかけては、さらに一段高の水準で眺めの陽線が続き、上昇相場の買いサインとされる「上放れの並び陽線」の格好となったものの、29日は買いが続かずに反落し、陰線で終えています。

以上のように、今週の日経平均は前週末比でプラスを維持していますが、売りサイン(アイランドリバーサル)を回避する動きを見せたかと思えば、買いサイン(上放れの並び陽線)が点灯したにも関らず、上昇の流れが続かないなど、不安定さが垣間見えます。

以前より、日経平均のレンジ相場入りの可能性を指摘してきましたが、こうした日経平均の動きをボリンジャーバンドで見ると、12月8日の高値(18,030円)以降、バンドの幅がほぼ一定で、バンドの傾きも横ばいとなっており、今のところ想定通りの展開となっています(下の図2)。

(図2)日経平均(日足)のボリンジャーバンド

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

足元の日経平均はプラス1σ(シグマ)水準に位置していますが、レンジ相場のパターンに沿うならば、そろそろマイナス2シグマに向けて下落していく展開が想定されます。とはいえ、底堅さと不安定さが並存している相場地合いですので、平均足でもトレンドの強さを確認してみたいと思います(下の図3)。

(図3)日経平均(日足)の平均足

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

平均足は通常のローソク足とは異なり、始値にあたる部分が前日の平均足の実体の半値、終値にあたる部分が当日の四本値(始値・高値・安値・終値)の平均値になります。

(図4)平均足の表し方

図1のローソク足では、29日は陰線となっていますが、平均足ではわずかに陽線となっています。

これは、29日の値動きの平均値が前日の値動きの中心値よりも高かったことを意味しており、一応上昇基調は続いていると言えます。

そのため、30日の平均足が陽線を維持できるかどうかが注目されます。30日の平均足は17,642円で始まりますので、30日の四本値の平均値がこの値段を上回って終えることができれば、あらためて相場の底堅さが確認され、その後上値を試す場面もありそうです。

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