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足元は相場基調の強さを確認
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

足元は相場基調の強さを確認

2014/11/14
10月31日の午後、堅調なもみ合いとなっていた株式市場のまったりムードを打ち破ったのは、日銀によるサプライズ追加金融緩和の発表を受けた急騰でした。
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今週の日経平均の動きですが、とりわけ目立つのは11日(火)の急上昇です。にわかに現実味を帯びた「消費増税判断の先送りと衆議院の解散総選挙」への思惑が背景になった格好ですが、これにより、終値ベースでなかなか抜け切れなかった節目の17,000円台を突破し、13日(木)の終値でも年初来高値を更新して17,392円となりました。

(図1)直近の日経平均(日足)の動き

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

上の図1は直近の日経平均の足取りです。先週から10日(月)までの約1週間は、17,000円水準で上値が重たい展開でした。とりわけ、先週の5日(水)~6日(木)にかけて出現したローソク足の組み合わせは、前日の陽線に当日の陰線が食い込む「かぶせ線」という、買いの勢いが弱まっているサインとなったことで、その後は弱めのローソク足が2本続きました。

その一方で、日銀サプライズ緩和による「上昇貯金」と「窓明けバリア」がサポートとして機能しつつ、先ほどのかぶせ線を上抜く、11日の陽線出現を迎えます。これは「かぶせ線の上抜き」と呼ばれ、相場の勢いが弱まるかと思いきや、それを打ち消す格好のため、「やっぱり相場は強いんじゃないか」という考え方で、上昇相場での買いサインとされています。

翌12日(水)は、続伸しながらも上ヒゲの長い陰線で弱めの線となりましたが、13日はやや大きめの陽線となり、かぶせ線の上抜きも含めて、何だかんだで足元の相場基調は強いと言えそうです。また、少し長めのチャートでも、10月の急落からV字型の回復を見せたことで、8月下落時の底を起点としたトレンドラインまで戻してきています(下の図2)

(図2)日経平均(日足)チャート

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

前回は目標株価の計算方法について触れましたが、日経平均が17,000円台の半ば近くまで上昇してきたことで、N計算値(17,018円)から、まだちょっと遠いですが、V計算値(18,219円)も視野に入ってきたことになります。18,000円台は月足チャートで確認してみると、2007年7月以来となり、リーマンショック前につけていた高値水準となります(下の図3)。

(図3)日経平均(月足)チャート

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

週足のRSIでは、やや逆行現象気味になっているのが気になりますが、今後の上昇に期待したいところです。

(図4)日経平均(週足)チャートとRSI

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

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