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下触れの可能性はあるのか?
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

下触れの可能性はあるのか?

2014/5/16
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。
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冒頭から後ろ向きな話で申し訳ないのですが、目先の日経平均について下触れする可能性はあるのでしょうか?

これまでにもいくつかのチャートで日経平均の動きを追ってきましたが、2014年の高値は年明け早々の1月8日につけた16,121円で、その後は上値を切り下げる冴えない展開が続いています。そのため、仮に日経平均が下振れしてしまった場合のシナリオを想定しておくのも悪くないかもしれません。

売買手法のひとつに、株価が下がったところをねらって買いを入れる「押し目買い」がありますが、その押し目のポイントはどこなのかを探る指標に、「フィボナッチリトレースメント」というものがあります。楽天証券のマーケットスピードでも見ることができ、下の図1は週足の日経平均のチャートにフィボナッチリトレースメントを重ねてみたものです。

(図1)日経平均の週足チャートとフィボナッチリトレースメント。

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

フィボナッチリトレースメントの起点(0%)は2012年11月中旬です。ここから「アベノミクス」の旗印の元、2013年末まで力強い上昇を見せ、日経平均は8,620円から2013年末の16,320円まで一気に駆け上がりました。この上昇幅を100%とし、61.8%のところ、50%のところ、38.2%のところが「押し目」の目安とされています。

小数点を含む中途半端な数字が目安となるのは不思議な感じがします。これについて話を始めるとフィボナッチ数列や級数などの数学的なところから説明しなくてはなりませんが、要は自然界や人間界に潜む黄金比率(美しく・安定的な比率)の考え方をベースにしているというイメージで大丈夫です。

図1のチャートを見ると、2014年に入ってからの日経平均は下落基調ではありますが、実は昨年末までの上昇幅の61.8%の水準である13,379円までは下落していません。冴えない印象が強い最近の相場地合いですが、まだ中長期的には株価調整の範囲だったりします。ただ、その一方で「今後は13,379円まで下がるかも」ということになります。5月15日の日経平均の終値は14,298円ですから、900円以上の下落幅で下振れが深くなる格好です。

はたして「そこまで下落する可能性があるのか?」ですが、以前にも採り上げたトレンドラインを使ってみます。以下の図2は日経平均の日足チャートにトレンドラインを引いたものです。

(図2)日経平均の日足チャートとトレンドライン。

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

注目は①のトレンドラインです。先日(5月7日)の大陰線のサポートとなっていることもあり、今後も何かと意識されやすい線となりそうですが、この①の線が先ほどの13,379円の水準に達するのは来月6月中旬頃です。6月と言えば、アベノミクス成長戦略の第二弾がまとまる時期であるほか、6月13日には、日銀の金融政策決定会合とメジャーSQというイベントが重なるタイミングであることを踏まえると、値動きが荒っぽくなることが想定され、テクニカル分析的には下触れの可能性も決して低くはなさそうです。

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