お金と投資をもっと身近に
facebook twitter
円高不安が再燃日経平均のトレンド転換に正念場
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略を毎営業日レポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者と…

円高不安が再燃日経平均のトレンド転換に正念場

2016/8/17
先週の日経平均は、1週間で665円(4.1%)上昇し、16,919円となりました。先週のドル円は、1週間で52銭、円高が進み、1ドル101.25円となりました。
facebook twitter 印刷する

執筆:窪田真之

16日の日経平均は、278円安の16,596円でした。16日の東京時間で1ドル100.10円まで円高が進んだことが嫌気されました。日銀による日経平均連動ETFの大口買い(707億円)が出なかったことから下値が支えられず、下げ幅が大きくなりました。

米景気がゆるやかに回復に向かい、世界的に株が反発する流れが出る中、日経平均にも底打ち機運が出ていましたが、16日は円高復活で再び下げました。今後、日銀のETF買いで日経平均の下値が支えられるか、正念場です。

17日の日本時間午前6時現在、1ドル100.29円でした。16日のCME日経平均先物(9月限)は16,560円でした。

(1)日経平均の13週・26週移動平均線とも一時上向きに転じる

以下に、日経平均週足チャートの、移動平均線を使ったきわめてシンプルなテクニカル分析を示しています。

日経平均週足および13週・26週移動平均線の推移:2015年1月5日―2016年8月15日

(注:楽天証券経済研究所が作成)

強気・弱気の判断基準は以下の通りです。

  • 13週移動平均線と26週移動平均線が両方とも上向き(上昇中)の時は「強気」
  • 13週・26週線がともに下向きの時に「弱気」
  • 13・26週線の一方が上向きで他方が下向きの場合は「中立」(判断不能)

2015-16年の日経平均週足チャートに、①-③の基準に従って「強気」「弱気」を書き込んだものが、上のチャートです。この基準で2015年8月に弱気転換した日経平均は、以後、「弱気」「中立」を繰り返していました。

2016年8月12日に、13週移動平均線と26週移動平均線が同時に上向きに転じました。約1年ぶりの「強気」転換です。ただし、8月16日の日経平均が大きく下がったので、このままだと13週移動平均線は、再び下向きに転じます。8月12日の強気転換が日銀の買い支えによる一時的な「だまし」となってしまうのか、ここは正念場です。

今週、再び日銀による707億円のETF大口買いが出る可能性は高いと考えられます。日銀の買いに支えられて日経平均が週末までに16,835円以上に戻れば「強気」シグナルは継続します。鍵を握るのは、為替です。為替が1ドル100円を割り込んでいくのか、1ドル101円に戻るのか、注目しています。

(2)9月に中間配当を受け取る権利が確定する大型好配当利回り株に注目

私は、日本の大型株は割安であり、日本の企業業績は最悪期を脱したと判断しています。ただ、景気・企業業績とも回復力が弱く、強気転換には時期尚早です。それでも配当利回りの高い大型株から、積み立て型で時間分散しながら買い増ししていく価値はあると考えています。

円高進行で日経平均が大きく下がるリスクをまだ完全には払拭できませんが、米国景気がゆるやかに持ち直し、年内に米利上げが見込めると考えると、為替の円高圧力は今後、徐々に低下していくと予想しています。

円高トライで日経平均が大きく下がる場合は、9月に中間配当を受け取る権利が確定する好配当利回り株を中心に押し目買いの好機になると思います。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

はじめよう株主優待
人気記事ランキングTOP
トウシル TOP
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください円高不安が再燃日経平均のトレンド転換に正念場

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

円高不安が再燃日経平均のトレンド転換に正念場

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。