お金と投資をもっと身近に
facebook twitter
新興国株が上昇、日本株でも新興国関連株を見直すべきか?
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

新興国株が上昇、日本株でも新興国関連株を見直すべきか?

2014/4/15
約25年間の国内株式の運用経験を活かしたマーケットコメントを毎営業日無料で提供いたします。
facebook twitter メールで送る 印刷

今年に入ってから、インド・インドネシアなど、新興国株の上昇が目立ちます。先週は、日本株が下がる中で、中国株の上昇も目立ちました。昨年パフォーマンスがよかった日本・アメリカ・ヨーロッパの先進国株を売り、昨年パフォーマンスが悪かった新興国株を買い戻す動きが出ています。日本株は特に売りのターゲットとなっているようです。

さて、この動きは、日本株の物色動向にも反映するでしょうか。具体的には、中国をはじめとした新興国の経済動向に影響を受けやすいと言われるコマツ(6301)三井物産(8031)JFEホールディングス(5411)いすゞ自動車(7202)三菱商事(8058)などの株式が、昨年パフォーマンスが悪かった新興国/中国関連株の見直しにつながるでしょうか。

(1) 3月以降、目立つ新興国株買い、日本株売り

以下のとおり、4月に入ってから、日本売り・新興国株買いの流れが鮮明です(グラフA)。

上昇する新興国株、下がる日本株

  • 昨年末を100として指数化。インドネシアはジャカルタ総合、インドはSENSEX、中国は上海総合、ブラジルはボベスパ、日本は日経平均。

(2) 現時点で、新興国復活を確信はできないが、少しずつ投資を始めるにはいいタイミングと判断

新興国の一部に回復期待も出ています。インド・インドネシアには、政治改革によって経済が回復する期待があります。中国・ブラジルはまだはっきりと回復の兆しをつかめていませんが、将来どこかで回復する期待はあります。

1つ言えることは、昨年1年間、新興国株は低迷したので、株価は全般に割安になっている可能性が高いということです。人口増加による成長が続く新興国株は、いずれどこかが買い場になるでしょう。ピンポイントで当てるのは難しいだけに、今から少しずつ投資を始めるのが望ましいと思います。

1つ参考になるのは、欧州の復活プロセスです。3年前には、まだ欧州の先行きに多くの人が悲観的でした。ところが、そこが、後から振り返ると欧州株や通貨ユーロの買い場でした。危機が深まる中で、欧州は徐々に経常赤字体質を改善していたのでした。

(3) 日本の新興国関連株は買いか?

新興国経済の復活を確信できないので、日本の新興国関連株もすぐに買いにいっても上値は重いままかもしれません。ただし、新興国経済の先行きへの悲観から、極端に割安になっている銘柄は少しずつ投資を始めてもいいと思っています。

その代表といえるのが総合商社株です。私は、日本の大手総合商社5社(伊藤忠(8001)丸紅(8002)三井物産(8031)住友商事(8053)三菱商事(8058))が、株価指標でみてあまりに割安なのを、常々不思議に思っています。

取材で見えてくる大手総合商社は、新興国でのビジネスリスクをうまくコントロールしているように思います。特定産業、特定事業に、過度な投資ポジションを取らずに、幅広い産業に分散しています。かつて資源事業にやや偏っていた事業構成も、食糧や電力など非資源の安定事業への投資を強化することで修正してきています。

世界中で幅広くビジネスをやっていますので、世界経済全体が悪化する局面では、大きな影響を免れませんが、そうでない限りは、新興国経済の成長の恩恵をうまく享受できるビジネスモデルを築きつつあると考えています。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

つみたてNISA
人気記事ランキングTOP

 

このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください新興国株が上昇、日本株でも新興国関連株を見直すべきか?

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

新興国株が上昇、日本株でも新興国関連株を見直すべきか?

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント

 

 
フレッシャーズ

 
タイムトリップ
 

 

 
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。