お金と投資をもっと身近に
facebook twitter
4月の日本株は堅調と予想する理由
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略を毎営業日レポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者と…

4月の日本株は堅調と予想する理由

2014/3/28
約25年間の国内株式の運用経験を活かしたマーケットコメントを毎営業日無料で提供いたします。
facebook twitter 印刷する

27日の日経平均は145円高の14,622円でした。配当落ち(約100円)を埋めての上昇(注:後段で解説)なので、日経平均は実質245円高です。実質新年度入り(27日売買の受渡日は4月1日)は好調にスタートしました。私は、4月の日経平均は堅調に推移すると予想しています。

(1)日経平均は14,180円の下値支持線を守ってリバウンド

本レポートでご説明していた14,180円の下値支持線は今のところ堅持されています(グラフA)。

(グラフA)日経平均週足(3月27日まで)

ただし、グラフAを見ればわかる通り、上値抵抗線も15,000円近くまで下がってきています。「下値(14,180円)は堅いが、上値(15,000円)は重い」が、テクニカル分析だけから得られる結論です。

しかしながら、私は別の理由から、4月は徐々に下値を切り上げる堅調な展開を予想します。

(2)2014年に日本株の下げが大きいのは、外国人が大量に売ったから

2014年に入ってから、日本株の下落率が主要国の中で最大となっています(グラフB)。

(グラフB)2014年のNYダウ・上海総合株価指数・日経平均の動き

(注)2013年12月30日を100とした指数で表示

日本株の下落が大きかった理由は明らかです。外国人投資家が日本株を大量に売ったからです。外国人投資家は、日本株を2013年(1年間)で約15兆円買い越しましたが、2014年に入ってからは、約2兆円売り越しています。外国人投資家は、買うときは上値を追って買ってきますが、売るときは下値を叩いて売ってくるので、日本株の動きは、外国人の売買しだいで決まってしまう部分が大きいのです。

(3)外国人投資家の不安は、消費税引き上げ後の日本の景気

エコノミストの中には、4月から日本の風景が様変わりになると説く人もいます。消費税引き上げ直後から、景気がドスンと派手に落ち込むという説です。彼らの言い方を借りると、次のような感じです。

「4月になると、『3月まであんなに日本の景気が強くみえたのに、あれは幻だった~』となります。『高額品が売れていたのは、すべて消費税引き上げ前の駆け込みだった。消費税があがった途端、みんな何も買わなくなくなってしまった。そこいら中に売れ残り在庫の山で、販売業者は消費税も転嫁できずに値引き合戦が始まる。消費税引き上げの影響を除くと、物価もたちまちマイナスに。またまた、いつものデフレに逆戻り~』」

私は、そうなるとは思いません。4月から、一時的に景気が悪化するのは避けられませんが、それは「想定線」の落ち込みにとどまり、「想定外」の悪化とはならないと思います。1-3月に上乗せされた売上が、4-6月の売上から差し引かれるだけだと考えています。「1-6月通算では順調に景気回復が続く」「7月以降は、消費の復調が鮮明になる」と予想しています。

4月になれば、すべてわかります。外国人投資家は昨年15兆円も日本株を買い越してしまったので、少し不安になり2兆円も日本株を売りました。4月以降の日本の景気が「想定線」ならば、再び日本株を買って局面があると考えています。

4月にすぐに外国人が日本株を買ってくるとは考えていません。4月は外国人の売りが減少するだけだと考えています。4月は、外国人の売りが減少する中で、国内投資家の買いで日本株は堅調に推移すると予想しています。

(参考)「配当落ち(約100円)を埋めての上昇」の解説

今年の場合、3月26日に買った株の受渡日は、3月31日です。3月31日に買付代金を支払って買った株の株主になることができます。したがって、3月決算銘柄を3月26日に買えば、3月の配当金を受け取る権利が得られます。

ところが、3月27日に3月決算銘柄を買っても、3月の配当を受け取ることはできません。3月27日に買った株の受渡日は、4月1日だからです。

無配でない3月決算銘柄を3月26日に買うと、株+配当金が得られるのに、同じ株を3月27日に買うと、株しか得られません。そのため、3月26日は(配当受取)権利付最終売買日、3月27日は(配当受取)権利落ち日といいます。

権利落ち日には、理論株価は予想配当金だけ下落します。日経平均に含まれる3月決算銘柄の予想配当金を合計すると約100円となります。したがって、3月27日の日経平均は100円下がっても、実質横ばいとなります。 3月27日の日経平均は145円上昇したので、配当約100円をもらう権利が確定したのと合わせると、実質245円高であったのと同等になるわけです。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

はじめよう株主優待
人気記事ランキングTOP
トウシル TOP
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください4月の日本株は堅調と予想する理由

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

4月の日本株は堅調と予想する理由

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。