まずは自分が知っている馴染み深い会社から選ぼう

株式投資をするときに避けては通れないのが、どの会社の株に投資するかという「銘柄選び」の問題です。

株式市場で自由に売買ができる上場企業は約4,000社あります。その全てを吟味して、投資対象とする銘柄を選ぶのは不可能です。

ですから、初心者の方はまず、ご自身にとって馴染み深い会社を選んで、その中から投資対象を選ぶようにしましょう。

例えば、いつも買い物に行くスーパーや、お気に入りの商品を販売している会社、乗っている車のメーカー、使っている家電のメーカーなど、毎日の生活を振り返ってみると、多くの会社が身近なところで関わっていることがよく分かると思います。

知らない会社の株を無理に買う必要はありません。はじめのうちは、知っている会社の中から選べば十分です。

気になる会社の売上高と当期純利益の推移をチェック

気になる会社をいくつかチェックしたら、その中から実際にどの会社の株へ投資するかを決めます。そのときに重要なのは、業績が伸びているかです。言い換えれば、「売上高」と「当期純利益」が毎年順調に増加し、今後もその流れが続くかどうかです。

株価は長期的には業績に連動します。業績が順調に伸びている会社の株価は上昇しやすく、逆に業績が良くない会社の株価は上昇しにくいという特徴があります。

業績が伸びている会社を探すには、会社四季報を使うとよいでしょう。会社四季報は年4回発売され、全ての上場企業について業績はじめ株式投資に役立つ情報がコンパクトにまとめられている、個人投資家のバイブルです。

気になる会社があったら最新の会社四季報をみて、売上高と当期純利益が毎年増加し、さらに当期以降も増加する予想になっていれば、「業績が伸びている会社」と判断することができます。

こうした、業績が年々伸びていて、今後も業績の伸びが期待できる会社の株のことを「成長株」と呼びます。

商品・ブランド名と会社名が異なるケースに注意

なお、商品・ブランド名と、それを販売・運営している会社名とは異なる場合もありますので注意してください。例えば以下のようなものが挙げられます。

もし、気になる商品、サービス、ブランドがあれば、その名前でネット検索してみましょう。そしてホームページの会社案内で会社名をチェックするようにしてください。