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新興市場銘柄への投資、3つの注意点とは?
足立 武志
知って納得!株式投資で負けないための実践的基礎知識
株式投資がうまくいかない、という個人投資家の皆様へ。実践をベースにした「すぐに役立つ真の基礎知識」は、お客様の株式投資戦略に新たなヒントを提供。負けない、失敗しないためにはどのよ…

新興市場銘柄への投資、3つの注意点とは?

2010/4/15
資産運用に精通した公認会計士として活躍している、足立武志氏による「知って納得!株式投資で負けないための実践的基礎知識」。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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久しぶりに活気に溢れる新興市場

3月以降、久しぶりにマザーズ、ヘラクレス、ジャスダックといった新興市場が活気に満ち溢れています。新興市場銘柄の中には、短期間で3倍、5倍に急上昇するものも目立ちます。
短期間での大きな利益も大いに期待できる新興市場銘柄ですが、気をつけておかなければいけない点も多くあります。今回は、大失敗につながりかねないという観点から、筆者が特に注意している点を3点ご紹介します。

注意点1.値動きの激しさゆえの損切りの重要性

新興市場の銘柄は発行済株式数が少なく流動性も低いため、良くも悪くも値動きが大きいのが特徴です。上昇相場に上手く乗ることができれば短期間で大きな利益を得られる反面、高値掴みをした銘柄をそのまま放置すると、あっという間に株価が買値の2分の1、3分の1へと大きく下落してしまいます。買うタイミングによっては、買値から10分の1、100分の1への暴落さえあることも、2006年1月のライブドアショック以降の個別銘柄の株価推移は教えてくれています。
筆者は常々損切りの重要性を強調していますが、特に新興市場銘柄については、大失敗を避けるためには損切りは必須です。損切りに自信がない方は、株価が短期間に何倍にも上昇した銘柄への新規投資は控えたり、新興市場銘柄自体を避けて東証1部の値動きの小さい銘柄を投資対象とするのが望ましいと思います。

注意点2.「売りたくても売れないリスク」売買高(流動性)に要注意

新興市場銘柄は企業規模が小さく、発行済株式の多くをオーナーやその関係者が保有していることも多いため、流動性が低く、売買高が少ない銘柄が多く見受けられます。
株価が上昇局面にあり、売買が活発に行われているときは、普段は少ない売買高が膨れ上がっていることが多いため、特に注意が必要です。
新興市場銘柄は、値動きが非常に大きく、展開によっては持ち株を一度に全て処分して売り逃げなければならない局面もあります。そんなとき流動性が低いと、売ろうにも売れないという事態が十分起こりえます。売るべき局面で売ることができなければ、損失が膨らんでしまうことにもなりかねません。これは非常に重大なリスクとなります。
筆者は、この「売りたくても売れないリスク」を避けるため、自身が売買する株数の100倍の売買高がコンスタントにあるような銘柄をできる限り選ぶようにしています。
できれば、投資対象の銘柄の過去の売買高をチェックし、売買高が少ないときでも自身の持ち株を一度に売り切ることができるかどうか、確認しておくことをお勧めします。

注意点3.リスク分散、特定銘柄への集中投資を避け株価乱高下に備える

新興市場銘柄は、東証1部銘柄と比べると企業規模が小さく、事業も多角化されておらず単一かそれに近い業態であるものが多いのが特徴です。そのため、企業業績の変動が激しくなる傾向があります。
好調のときは非常に高い利益成長を見せる反面、業績悪化となれば大幅な減益どころか一転大赤字、ということも頻繁に起こります。これが、株価の大きな乱高下を引き起こす理由の1つになっています。
業績の変化はそれが良い変化であっても悪い変化であっても株価に現れることが多いものです。株価の動きには常に注意をしておきましょう。そして、思わぬ業績の悪化や業績予想の下方修正などにより株価が大きく値下がりするリスクをできるだけ抑えるために、1つの銘柄に資金を集中させないようにして、リスク分散を図りましょう。筆者であれば、リスクの高い新興市場銘柄への投資は1銘柄あたりの上限を投資資金全体の3%程度とするよう心がけています。

大失敗につながる行動を避けることがチャンスを掴むためには重要

ライブドアショック以降、新興市場銘柄は「冬の時代」が続きました。指数でさえ高値から10分の1にまで落ち込みましたし、個別銘柄では50分の1、100分の1まで値下がりした銘柄も珍しくありません。
しかし、逆にとらえれば、株価が上昇するときも安値から10倍、20倍とダイナミックに値上がりすることが決して少なくない、これが新興市場銘柄の魅力でもあります。
株価チャートからも、何年も続いた下降トレンドが終焉し、大底を叩いたと思われる銘柄が日々増えている印象を筆者個人的には受けている新興市場銘柄。上記に挙げたような大失敗につながりかねない注意点に十分気をつけて、チャンスを掴み取りたいものですね。

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