昨日(2015年8月21日)の動向
8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が47.1と約6年ぶりの低水準となったことから、中国経済の減速が浮き彫りとなり世界的なリスク回避の流れとなりました。米ドル/円は、日経平均の2万円割れやNYダウの大幅下落による米国債利回りの低下を受け、約1ヶ月ぶりに121円台へ下落。その後、ブラード・セントルイス連銀総裁の利上げに前向きな発言を受け、やや米ドルが買い戻される場面があったものの、NYダウが500ドル超の下落となると米ドル買いの勢いは続かず、122円台を辛うじて死守する展開となりました。
2015年8月21日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 123.371 | 123.496 | 121.799 | 122.060 |
ユーロ/円 | 138.631 | 138.984 | 138.168 | 138.979 |
豪ドル/円 | 90.514 | 90.610 | 89.162 | 89.242 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年8月24日)の展望
【米ドル/円】
中国の景気減速懸念による株安から、引き続きリスク回避の円買いが優勢となっています。8月21日安値の121.80円レベルを下回ると、直近の上昇起点である120円台も視野に入ってくる可能性があります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 123.10 | 123.80 | 121.30 | 120.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
世界的な株安による米国の9月利上げ観測の後退から、ユーロが堅調に推移しています。8月14日の高値にあたる138.85円を上抜けており、140円台も視野に入ってきています。一方、下値は5日移動平均線にあたる138.20円レベルがサポートラインとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 139.20 | 140.00 | 138.20 | 136.80 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
中国の景気減速懸念による商品市況の低迷から豪ドルは弱含む展開が続いています。7月安値である89.15円レベルが年初来安値となっており、下抜けると2014年2月の安値88.20円レベルが視野に入ってくる可能性があります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 89.15 | 88.20 | 90.00 | 90.40 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年8月24日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年8月24日)の主な指標
重要な経済指標の発表はありません。