昨日(2015年7月30日)の動向
FOMC声明では、9月の利上げについて特段の言及は無かったものの、依然として9月利上げ観測は根強く米ドル買い優勢となりました。米ドル/円は、6月10日の黒田日銀総裁による円安けん制前のレベルである124.60円を目指す動きとなり一時124.57円レベルまで上昇しましたが、米GDPが市場予想を下回る結果となると上げ幅を縮め124.10円レベルでのもみ合いとなりました。また、米国同様に早期利上げ観測が浮上している英ポンドも主要通貨に対して軒並み上昇となるなど、金利差を意識した相場展開となりました。
2015年7月30日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 123.933 | 124.578 | 123.880 | 124.131 |
ユーロ/円 | 136.117 | 136.485 | 135.533 | 135.672 |
豪ドル/円 | 90.408 | 90.896 | 90.296 | 90.489 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年7月31日)の展望
【米ドル/円】
FOMC声明では、9月の利上げについて特段の言及は無かったものの、市場では9月の利上げ観測が根強く米ドル買い優勢となっています。黒田日銀総裁の円安けん制前のレベルである124.60円を上抜けることができるかに注目が集まっています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 124.60 | 125.00 | 123.80 | 123.40 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
日米欧の金融政策の相違から、低金利であるユーロと円を売って米ドルを買うキャリートレードが継続。ユーロ/円はユーロ/米ドルと米ドル/円の動きに影響され、しばらくは136円台を挟んだレンジ内で推移する可能性があります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 136.50 | 137.00 | 135.50 | 135.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
米国の早期利上げ観測や中国経済の減速懸念による商品価格の低迷を受けて対米ドルで弱含む一方、日米の金利差拡大から米ドル/円が上昇しており、しばらくは豪ドル/米ドルと米ドル/円の動きに影響され、狭いレンジ内での動きとなる可能性があります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 90.90 | 91.40 | 90.20 | 89.80 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年7月31日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年7月31日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 18:00 | (欧)6月失業率 | 11.0% | 11.1% |
★★★ | 18:00 | (欧)7月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) | 0.2% | 0.2% |
★★ | 21:00 | (南ア)6月貿易収支 | 40億ランド | 50億ランド |
★★★ | 21:30 | (カナダ)5月月次国内総生産(GDP)(前月比) | 0.0% | -0.1% |
★★ | 22:45 | (米)7月シカゴ購買部協会景気指数 | 50.8 | 49.4 |
★★ | 23:00 | (米)7月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 | 94.0 | 93.3 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します