昨日(6月3日)の動向
週明け日経平均は下げ幅を拡大。夜間取引では一段安となり海外株式市場も下落したことからリスク回避による円買い戻しが目立つ動きとなりました。
注目されていたISM製造業景況指数は市場予想を下回り結果49.0となり分岐点となる50を割り込んだことを受け指標発表後、一気に米ドル売りの流れとなりました。
この動きにより米ドル/円はストップロス巻き込むと、米ドル売りに弾みがつき一時98.86円レベルまで下げ幅を拡大しました。市場では「今週予定されている米雇用統計に向けた米ドルロング解消の動きも出ているのでは」との見方もあるようです。
6月3日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 100.519 | 100.722 | 98.86 | 99.522 |
ユーロ/円 | 130.603 | 130.992 | 129.491 | 130.107 |
豪ドル/円 | 96.529 | 97.125 | 96.223 | 97.096 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年6月4日)の展望
【米ドル/円】
ISM景況指数を受けた米ドル売りにより、米ドル/円は節目の100.00円を割り込んでいます。米ドル/円押し目買いと米ドルロング解消売りの思惑が交錯しており、米雇用統計は発表を今週末に控え方向感がつかみづらい状況にあるようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 101.30 | 103.70 | 98.65 | 97.10 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
今週はドラギECB総裁の会見が控えており、マイナス金利の可能性を示唆するハト派的な発言の可能性が指摘されていることからユーロを買いづらいとの見方もあるようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 131.50 | 132.30 | 130.00 | 129.30 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドルは対米ドルで買戻しが出ていることから対円でも底堅い動きとなっています。ただ、米ドル/円が一段安となった場合では豪ドル/円が連れ安がとなる可能性もあることから、米ドル/円の動向には注意を払いたいところです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 97.20 | 98.00 | 96.00 | 95.60 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年6月4日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年6月4日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 18:00 | (欧州)卸売物価指数PPI | -0.20% | -0.20% |
★★ | 21:30 | (カナダ)貿易収支 | -4.5億カナダドル | 2000万カナダドル |
★★★ | 21:30 | (米)貿易収支 | -410億ドル | -388億ドル |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します