株価動向を注視しつつ100円台を中心とした値動き

昨日（5月31日）の動向

月末ということもあり、様子見ムードから米ドル/円は、101円台の売りと100円台の買いに挟まれ限定的な値動きとなりました。
東京時間は、日経平均株価が堅調な値動きとなり、米ドル/円、クロス円共に底堅く推移。仲値にかけて米ドル/円は一時101.279円レベルまで上昇しました。
上値では米ドル売りが散見されるものの株高からの安心感が下値をサポートし下げ渋る動きとなりました。
ロンドンタイムにかけては、欧州の主要株式指数が1%程度下落したため、リスクオフの動きが優勢となると、米ドル/円は一時100.297円レベルまで円買いが進みました。ただ、その後欧州株の下落が一服すると100.741円レベルまで反発する動きとたりました。日本時間21：30頃発表となった米4月個人所得など経済指標は、やや市場予想を下回る結果となったことから、一時100.225円レベルまで下落し当日の安値を更新しましたが、その後発表となった米5月シカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数・確報値ともに予想を上回る結果となったことから、一時101.131円レベルまで反発する動きとなりました。一連の経済指標発表後は、株価動向につれる動きとなり、NYクローズにかかては、NYダウ平均が下げ幅を広げてたことから、米ドル/円・クロス円の売り優勢となり、上値の重い展開となりました。

5月31日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	100.712	101.279	100.225	100.416
ユーロ/円	131.39	132.075	130.264	130.503
豪ドル/円	97.262	97.924	96.06	96.162

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2013年6月3日）の展望

【米ドル/円】

本日はISM製造業景況指数の発表があり、市場予想を上回る結果となれば上値を試す展開となりそうです。ただし、今週末には雇用統計を控えているため積極的に米ドルを買い進めることも難しく、上値は限定的となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	101.20	101.80	100.40	100.00

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

本日は16：45頃から連続してイタリア、フランス、ドイツ、欧州のPMI発表が控えています。ユーロ/円は130円前半レベルが底堅い値動きとなっているため。130円台を維持することとなれば再び上値を試す展開となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	131.50	132.30	130.00	－

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は前日安値を更新しする動きとなりました。ただ、豪ドルが対米ドルで底堅い値動きとなっています。米ドル/円の動き次第では上値を目指す展開も予測されます。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	97.20	98.00	96.00	95.60

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年6月3日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2013年6月3日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★	16:45	(伊)PMI製造業	46.2	45.5
★	16:50	(仏)PMI製造業	45.5	45.5
★★	16:55	(独)PMI製造業	49.0	49.0
★★	17:00	(欧)PMI製造業	47.8	47.8
★★	17:30	(英)PMI製造業	50.3	49.8
★★	23:00	(米)建設支出	1.0％	1.7％
★★★	23:00	(米)ISM製造業景況指数	50.5	50.7
★★	23:00	(米)ISM支払価格	49.5	50.0

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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