昨日(5月20日)の動向
先週末に103円台まで円安が進んだものの、19日の甘利経済財政担当相による、円安のマイナス面を注視するとの発言などを受け、週明け月曜の東京時間は円売りのポジションを手仕舞う動きが優勢の展開となりました。その後は、NY時間に行われるエバンスシカゴ連銀総裁の講演を待つムードとなり、値動きの少ない展開に終始しました。注目された同総裁は、「FRBが現在の緩和策は適切なものである」と述べたが、これまでの同氏の発言内容と変わらなかったことから、市場の反応は限定的となりました。
5月20日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.579 | 102.916 | 102.152 | 102.285 |
ユーロ/円 | 131.743 | 132.131 | 131.562 | 131.778 |
豪ドル/円 | 100.076 | 100.563 | 100.046 | 100.311 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年5月21日)の展望
【米ドル/円】
本日より日銀政策決定会合が始まりますが、欧米市場では、さしたるイベントや材料もなく、調整の円買い中心の展開となりそうです。ただリスクオンの動きがなくなっているわけではないため、下値も限定的とみられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.00 | 103.50 | 101.80 | 101.20 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
明日に控えたバーナンキFRB議長の議会証言を前に対ドルでユーロが買い戻されている流れから、ドル円の軟調ぶりと比較してしっかりした地合いを維持しそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 132.00 | 132.50 | 131.50 | 131.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
利下げの影響による売り圧力とドル円を中心とした円売りの流れで、方向感の乏しい展開が続いていましたが、円売りの流れが一服したことで、下落しやすい地合いになっていくものと思われます。本日のRBA議事録の結果次第では、方向感も出やすくなるものと思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 100.90 | 101.30 | 99.80 | 99.30 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年5月21日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年5月21日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 17:30 | (英)4月-生産者物価指数コア | 0.9 | 1.3 |
★★ | 17:30 | (英)4月-消費者物価指数[前月比] | 0.4% | 0.3% |
★★ | 17:30 | (英)4月-小売物価指数[前月比] | 0.5% | 0.4% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します