昨日(5月9日)の動向

新規失業申請件数の減少により、98円後半で推移していた米ドル円は、99.30レベルまで上昇、その後は99円台で前半でもみ合いが続いたものの、ファンド筋による買いが入り、99.80近辺まで上昇し、しばらくもみ合いが続いたのち、一気に100円をつけに行く形となり100.50のレジスタンスもあっさりブレークし、100.80手前まで上昇、その後は100.50がサポートされる動きで推移しました。
この上昇に連れる形で、クロス円も上昇、ユーロ円は131.75、豪ドル円は102.10レベルまで上昇しました。しかし、その後は、リスク解消に伴う動きとなり、ユーロ、豪ドルは一気に売られ、特に豪ドル円は一時101円手前まで下落し、上昇分を吐き出す形となりました。

5月9日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 98.989 100.784 98.649 100.557
ユーロ/円 130.213 131.752 129.593 131.203
豪ドル/円 100.687 102.125 100.407 101.456

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年5月10日)の展望

【米ドル/円】

100円の大台に乗せたことで、今後は100円をサポートとしながらさらに円安に進む可能性があります。次のターゲットは101円を目指すと思われます。利食いが先行し、押してくる場面も出るかもしれませんが、押し目買いの展開はしばらく続きそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 101.00 101.50 100.00 99.85

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ドル円が100円台に乗せたことで、クロス円は全体的に上昇基調となる形となりそうです。ユーロも利下げなどの話から不安定な動きが続いておりましたが、ドル円に連れる動きとなる可能性が高いと思われます。しかしながら、今後も要人発言や指標に注目していきたい通貨といえます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 131.80 132.20 130.30 130.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

ドル円が上昇している割には豪ドルは伸び悩む展開が続きそうです。先日の利下げが影響しており、これまで上げすぎていた分、ドルが上昇すると対ドルで売られる展開となり、豪ドル円でも戻り売りの様子が見受けられそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 102.15 103.00 101.00 100.75

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年5月10日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年5月10日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
15:00 (独)3月貿易収支 175億ユーロ 168億ユーロ
15:00 (独)3月経常収支 195億ユーロ 160億ユーロ
17:30 (英)3月商品貿易収支 -90.00億ユーロ -94.16億ユーロ
★★ 21:30 (加)4月失業率 7.2% 7.2%
★★ 21:30 (加)4月雇用ネット変化率(前月比) +15,000 -54,500
22:30 バーナンキFRB議長講演
3:00 4月財政収支(月次) +1,100.0億ドル -1,065.0億ドル
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します