日経平均のドローダウン(下落率)は10~30%
日本株が割安で、長期的には良い買い場という見方は変わりません。また、日経平均が5年以内に5万円まで上昇するという見通しも変わりません。
とはいえ、ここからV字型の反発は想定できません。米景気悪化を示す指標がこれから増え、さらに円高が進めば、一時的に日経平均が3万円まで下がる可能性もないとはいえません。リスク管理は大切です。時間分散しながら、割安な日本株を買い増ししていくことが、長期的な資産形成に寄与すると考えています。
ご参考まで、安倍政権の経済政策アベノミクスがスタートした2012年末以降の日経平均(指数化)の動きをご覧ください。大きな下落局面で、日経平均は10~30%下落しています。
日経平均の動き:2012年末~2024年8月(5日)
アベノミクスがスタートした2012年末からの12年間で日経平均は約3倍となっており、大幅な上昇です。ただし、一本調子で上昇が続いてきたわけではありません。何回も急落・急騰を繰り返しながら、上昇してきました。
急落局面で、高値から安値までの日経平均のドローダウン(下落率)は10~30%です。今回、日経平均は高値から既に26%下落しています。値幅調整は、かなり前倒しで進んだと考えられます。ここからは、時間分散しながら日本株への投資を増やしていくことがよいと考えます。
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