日銀が予想外の7月利上げ
7月相場は大混乱の展開となった。米国のAI関連銘柄が急落、急激な円高を受けて日経平均株価は大幅な下落を記録した。日本の個人投資家が米国株への大きな賭けを解消し、ドルの利益を円に戻すことを決定した場合、円高が加速するという負の連鎖が今起こっている。
ナスダック100CFD(日足)
ドル/円(日足)
日経平均CFD(日足)
日本銀行は彼らが見ている景気指標からは緊急性はない状況で利上げに踏み切った。政治的圧力に屈したのかどうかは分からないが、日銀は「ルールを変えた」といわれている。明らかに「物価高と円安封じ」という意図があり、選挙が近いのかもしれない。
「日本は円を救おうと必死になって経済を犠牲にしている。日本経済の正常化はもともと非常に不安定だったが、日銀がそれをさらに困難にした」とオーストリア学派のピーター・オンジェは感想を述べた。