1957(昭和32)年7月29日
国際原子力機関(IAEA)創設
1957年7月29日、IAEA(国際原子力機関)が設立されました。原子力の平和利用を目指すための国連傘下の組織です。IAEAの旗は、国連と同じオリーブの葉が使用されており、本部はオーストリアのウィーンにあります。
当時は東西冷戦の真っただ中。米国と旧ソ連が互いに核兵器の開発でしのぎを削っていました。1945年に広島市と長崎市に原爆が投下され、1952年には米国が水爆の開発に成功しました。一方で、核兵器が人類共通の脅威との認識が広がり、開発に反対する国際世論も盛り上がりました。
IAEAは原子力エネルギーの研究、安全や技術情報の交換促進、安全基準の設定、テロや軍事への転用阻止などが主な任務です。外務省サイトによれば、2016年5月現在は167カ国が加盟しています。
2005年にはIAEAとエジプト出身のモハメド・エルバラダイ事務局長がノーベル平和賞を受賞しました。誤解されがちですが、IAEAは平和運動団体でも、反原発団体でもありません。あくまで原子力を軍事ではなく、民生分野で安全に活用するのが目的です。
1957年7月29日の日経平均株価終値は
477円85銭