昨日(2013年2月21日)の動向

東京市場序盤は、FOMC議事録で資産購入規模の縮小もしくは停止の可能性が示唆されたことからドルが買われ、ドル/円は仲値にかけて93円80銭付近まで上昇しましたが、中国政府による不動産価格規制強化を嫌気して上海株が3%強下落するとリスク回避の動きが強まり、ドル/円、クロス円ともに円買いが先行しました。欧米市場に入っても、ユーロ圏各国PMI指数や米新規失業保険申請件数の結果が軒並み市場予想を下回る結果となり、円買いの流れは継続。ユーロ/円は122円台前半と2円以上下落する動きとなりました。

2013年2月21日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 93.520 93.856 92.775 93.095
ユーロ/円 124.219 124.703 122.255 122.784
豪ドル/円 95.908 96.200 95.062 95.408

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年2月22日)の展望

【米ドル/円】

21MAが92.60レベルにあり、同水準ブレイク後には91円を割れるのではと、一部警戒感があります。日米首脳会談の行方に注目しつつポジション調整の動きに注意です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 93.70 94.80 92.60 92.15

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

本日は、独GDPの発表が予定されており、発表内容に注目です。ユーロ円は先週末サポートされた123円ちょうどレベルを割り込んでおり、次のターゲットはボリンジャーバンド-2σのある121.70付近となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 124.20 125.70 121.80 120.80

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

21日MAを割り込んでおり、目先は95.00のサポートラインが視野に入っています。さらに下値を割り込むとボリンジャーバンド-2σがある94.50レベルがターゲットとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.05 96.70 94.90 94.40

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年2月22日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年2月22日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 16:00 (独)4QGDP<確報値>(前期比) -0.6% -0.6%
★★ 16:00 (独)4QGDP<確報値>(前年同期比) +0.4% +0.4%
★★★ 18:00 (独)2月IFO景気動向指数 104.9 104.2
★★ 22:30 (カナダ)1月CPI(前年比) +0.6% 0.8%
★★ 22:30 (カナダ)1月CPIコア(前年比) +1.0% +1.1%
★★ 22:30 (カナダ)12月小売売上高(前月比) -0.3% +0.2%
★★ 22:30 (カナダ)12月小売売上高(除自動車)(前月比) +0.2% -0.3%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します