昨日(1月31日)の動向

ドルは約2年8ヵ月ぶりの水準に円安が進み、91円後半に届きクローズしました。
一旦は91円前半まで円安に進んだロンドンフィキシングにかけて、米新規失業保険申請件数の増加や、利食いで売られた形になりましたが、麻生太郎財務相が2月15・16日にモスクワで開かれるG20の場で、円安批判に反論するとの報道がされたことから、円売りにつながったとの声も聞かれました。
30日に発表されたADP雇用統計は堅調だったので、市場には強気な見方が強まっており、円買いに進む変化はあまり見られていない様子です。
日本時間は日経平均とドル円の相関が強まっているため、株価にも注目したいところです。
NYダウは21ドル安の13,888ドルで引けております。

1月31日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 91.064 91.655 90.744 91.641
ユーロ/円 123.529 124.467 122.988 124.431
豪ドル/円 94.821 95.547 94.269 95.511

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年2月1日)の展望

【米ドル/円】

本日は22:30に雇用統計の発表があるため、様子見ムードが広がりそうです。30日に発表されたADP雇用統計は予想の数値を上回り、市場の期待が高まっておりましたが、昨日に発表された新規失業保険申請件数が予想より弱い数字となり、市場は強気予想ではありますが不安点を残しております。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 92.00 92.60 91.10 90.70

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロは上昇し、対円で約2年8ヵ月ぶり・対ドルで約1年2ヵ月ぶりの高値を付け、ユーロの最悪期を脱したとの見方を追い風に上昇トレンドを継続しております。ユーロ/円週足ではダブルボトムを形成した感じから、近日中の動向に注目したいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 125.50 126.00 124.00 123.50

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

今朝発表された中国PMIが予想を下回ったことから若干下落しました。しかし、円安の流れから大きな下落にはつながらず、本日は米雇用統計まで小幅な動きが続きそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.00 96.20 95.00 94.30

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年2月1日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年2月1日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 19:00 ユーロ 1月 CPI<速報値>(前年比) +2.2% +2.2%
★★ 19:00 ユーロ 12月 失業率 11.9% 11.8%
★★★ 22:30 米 1月 非農業部門雇用者数(前月比) +16.5万人 +15.5万人
★★★ 22:30 米 1月 失業率 7.8% 7.8%
★★★ 22:30 米 1月 民間部門雇用者数(前月比) +16.9万人 +16.8万人
★★ 23:55 米 1月 ミシガン大学消費者信頼感指数<確報値> 71.5 71.3
★★ 0:00 米 1月 ISM製造業景況指数 50.6 50.7
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します