2024年5月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!

 日本銀行(日銀)が唐突に金融引き締めのスタンスを見せ始めたことから、日本株関連投信は全て売却しました。円安が問題視されるようになり、強い追い風が減ったと判断し、米国株投信にシフトしています。

 なお、ニューヨーク証券取引所の上昇率が3日連続で74%超だと、2000年以降S&P500は1年後に100%上昇、平均+23%となっています。

 今後は引き続き米国株をコアとします。また、米国インフレ率がピークアウトして、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げが視野に入ったら、新興国株にも妙味があると考えています。日本株は日銀のスタンス次第です。例年通り慎重な業績見通しですが、今後上方修正が出るようだと再び期待が高まると想定しています。

2024年5月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!

 5月は日本株のバリュー投信を売却し、主要指数やグロース株関連の投信を購入しました。S&P500、ナスダック総合指数(ナスダック)、半導体・AI・ビッグテック関連の投信をオーバーウエートで運用しています。

 なお、5月はナスダックの52週安値銘柄数が、52週高値銘柄数を上回り、かつ史上最高値を更新しました。これはITバブルの初期~中期に頻出しており、今後はAIバブルに発展する可能性も考慮しています。

 米国大統領選挙の年は、通常は軟調な傾向の6月も、米国株が堅調な傾向なので、6月も期待したいと考えています。