2人分の教育費を確実に確保する方法は?

「お2人に十分な収入があるうちに、お子さんが大学を卒業するまでの費用の大半を用意してしまうことです。さいわいお2人は高収入といっていいわけですから、決して不可能ではないと思います」
 

「つまり、今後10年が勝負だと?」


 

「はい、今日はお話しできませんでしたが、お子さんの教育費だけでなく、お2人の老後資金も用意しておく必要があります。それも含めて、これから10年をどう過ごすかが大事といえるでしょう」
 

「もっと貯蓄に励んだほうがよいということですね(笑)」


 

「いえ、貯蓄だけではありません。ジュンコさんは投資信託の積み立てを行っているので、釈迦(しゃか)に説法かもしれませんが、今ある資産を増やすことも考えるべきです。10年間でどれだけ増やせるかは難しいところですが、いろいろ工夫してみるべきでしょう」

 今回の面談では、このほか住宅ローンの支払いなどについても相談しました。結婚して間もない頃、マイホームを購入しましたが、家族が4人になると少し手狭なので、買い替えを考えているからです。そうした話を含めて、およそ1時間の面談となりました。

「今日はありがとうございました。で、『見えない支出』の件もあるので、近いうちにまたお願いできるとうれしいのですが、いかがでしょうか」

 

「わたしは大丈夫です。では、またご都合のよい日をお知らせ下さい」


 

「ありがとうございます。では、次回またよろしくお願いいたします」


 

 そんなわけで、日を改めて2度目の面談を行うことになりました。その模様は次回、お伝えします。

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