今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは148.95円
↓下値メドは148.30円
やっぱり円安:日銀「円高による輸出減で国内企業がコストカットする状況は避けなくてはいけない」
米中対立:米政府、中国製EV車購入時の最大7,500ドルの税控除廃止
レアアース:中国政府がレアアース精製技術の輸出禁止へ
欧州経済:2008年のリーマンショック後に匹敵する二番底不況のリスク高まる
英国経済:経済成長マイナスでリセッション危機
前日の市況
2024年26営業日目、2月5日(月曜)のドル/円は、前日比0.30円の「円安」。
東京時間夕方に148.27円まで下げてこの日の安値をつけたが、下値の堅さを確認したあとは上昇した。
NY市場に入ると米経済指標の上振れや米長期金利が上昇するなか、未明には11月以来の高値となる148.89円まで円安が進んだ。終値は148.69円。24時間のレンジ幅は0.63円。
レジスタンス:
148.89(02/05)
148.58(02/02)
148.70(01/23)
サポート:
148.27(02/05)
146.24(02/02)
145.90(02/01)
145.58(01/16)
今日の見通し
先週の雇用統計など、強い米指標が相次いで発表されるなかで米早期利下げ観測が後退し、ドルは底堅い動きを維持しそうだ。
この日発表されたサービス業ISMは53.4と、前月の50.6から大幅に改善した。新規受注や雇用の指数も上昇し、サービス分野の活動が拡大を継続し、そのペースが加速したことを示す内容だった。FRB(米連邦準備制度理事会)のボウマン理事は「米国経済は、利下げが妥当と思える地点に達していない」との考えを示し、インフレが高止まりするようならば「再利上げを検討する」こともありえると述べた。
しかし、現水準の148円台はドルの強気材料はほぼ全て織り込んだ水準と考える。ここから150円台を目指すためには、FRBの利下げ見通し撤回とか、あるいは再利上げなどという強力な材料が必要だろう。米中貿易摩擦や地政学リスクをエクスキューズにしたロング利食いのドル下落リスクに注意したい。