昨日の動向

7月19日 米ドル/円:[始値] 78.799 [高値] 78.820 [安値] 78.428 [終値] 78.564 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 96.743 [高値] 96.817 [安値] 96.124 [終値] 96.489 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 81.643 [高値] 82.016 [安値] 81.501 [終値] 81.913 ※数値はBID値です。

7月19日の外為市場は、米企業の好決算を受け、世界的株価上昇が続いていることを背景に、豪ドルが順調に推移しました。米経済指標が軒並み悪い数字となり、米ドル/円は78円半ばまで下落しましたが、米株価が順調に推移したことでそのレベルで小動きとなりました。

東京時間は、アジア株式が順調に推移する中、オセアニア通貨が下値を切り上げる感じで徐々にではありますが、堅調に推移しました。

欧米時間では、スペイン銀支援の最終的な責任をスペイン政府が負うべきと、独財務相の発言でユーロ全面安の展開となりました。特にユーロ/豪ドルの取引で大幅に売られ、豪ドル上昇につながりました。その後は米経済指標の悪化を受けて、米ドル売りの展開となりユーロ円は96円前半で下げ止まりました。
米経済指標の悪さは追加緩和期待につながることもあり、株価上昇、米ドル下落も限定的となり、結果として大きな動きとなりませんでした。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
米長期金利の利回りが以前ほど低下せず、日米金利差が拡大し、米ドル高にベクトルは向かいやすいのですが、追加金融緩和期待からの株価堅調を背景とした、オセアニア通貨買い、米ドル売り、見受けられるために、しばらくは小動きに展開すると思われます。

想定レンジ 78.30-79.00

【ユーロ/円】
本日ユーロ圏財務相会合が予定されています。今回はスペイン問題を中心に議論される模様で、事前の覚書合意に7月中に300億ユーロ支援を実施することが、覆ることがない限りは、大きな動きになることは無いと思われますが、ドイツの出方には注意が必要かと思われます。

想定レンジ 96.00-97.00

【豪ドル/円】
世界的株価高を背景に、堅調に推移しています。昨日は82円台に乗せてきましたが、昨今のめまぐるしく変わる世界情勢から、利益確定の売りが出やすくなっています。
マーケットは81円半ばでは買い意欲が強いようで、狭いレンジが想定されますが、下値は徐々に切りあがってきています。

想定レンジ 81.50-82.30

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:78.80 79.00
サポート:78.30 78.40

【ユーロ/円】
レジスタンス:97.00 97.30
サポート:96.00 96.10

【豪ドル/円】
レジスタンス:82.30 82.50
サポート81.00 81.50

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
15:00 (独)生産者物価指数 1.8% 2.1%
★★★ 19:00 (EU)ユーロ圏財務相電話会議
21:30 (加)消費者物価指数 1.7% 1.2%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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