2024年末の日経平均は3万7,000円と予想
最初に、昨年12月28日のレポートに記載した、2024年の日経平均株価予想を再掲します。
2024年の日経平均予想:日経平均の実際の動きは2021年1月5日~2023年12月27日
予想の前提として、米景気について「ソフトランディング」を想定しています。米景気は2024年の今年、一段と減速するもののリセッション(景気後退)には至らず、2024年後半に持ち直すという想定です。日本の景気・企業業績は、米景気がソフトランディングする中で緩やかな回復が続き、日経平均は2024年の年末に3万7,000円まで上昇すると予想しています。
米景気ハードランディングならば日経平均下落
もし、米景気が私の予想と異なり、今年ハードランディング(景気後退期入り)すると、どうなるでしょう。米景気が一段と冷えこみ、日本の景気も腰折れします。そうなると、日経平均は私の予想とは異なり、今年は下落することになるでしょう。
米景気ソフトランディングでもハードランディングでも、日経平均が中期的に4万円に向かう予想は変わらず
年初なので日経平均の1年間の予想を出していますが、1年間の予想よりもっと重要なことは、今後3~4年の長期トレンドを考えることです。私は、日本株は割安で、中期的な上昇余地は大きいと判断しています。日経平均は早ければ2年で、遅くとも4年で4万円まで上昇すると予想しています。
【1】2024年米景気ソフトランディングならば、2年以内に4万円
今年、米景気がソフトランディングして日経平均が私の予想通り3万7,000円まで上昇する場合は、2年以内に4万円まで上昇すると考えています。
【2】2024年米景気ハードランディングならば、4年以内に4万円
今年、案に反して米景気がハードランディングとなる場合は、いったん日経平均は下落します。ただし、世界景気は循環します。いつまでも景気が悪いままということはありません。今年米景気がリセッションになっても、2~4年後にはまた景気拡大局面に戻ります。日経平均は次の景気回復局面で上昇し、4年以内に4万円に到達すると予想しています。