今日の為替ウォーキング
今日の一言
投資は理想とするスタイルを決めることから始まる
I Just Called To Say I Love You
FOMCは、政策金利であるフェデラルファンド・レートの誘導目標を5.25-5.50%に据えおいた。決定は市場予想通りだったが、FOMCの声明文は驚くほど「ハト派的」だった。FRB(米連邦準備制度理事会)は予想以上に利下げに前向きなことがわかると、マーケットはドル安に大きく動いた。
ドットチャートで示されたFOMCメンバーの政策金利の見通しは、2024年の利下げ幅が0.5%ではなく0.75%まで広がった。パウエルFRB議長は記者会見で、今日の会合で利下げのタイミングについて議論したことを認めた。
パウエルFRB議長は、FRBは「2%のインフレ目標に向けて、さらなる前進が必要である」との認識を示した。これは、インフレが高すぎる(から利下げは時期尚早)というこれまでの前提を捨て、より率直に金利引き下げの状況を議論し始めたということである。マーケットは最初の利下げを来年3月と予想している。FRBが9月の時点で「再利上げ」の可能性を議論していたことを考えると、政策スタンスはわずか3カ月のうちに大きく変化した。
FOMC後のNY株式市場では、ダウ平均株価が史上最高値を更新した。しかし、これまでの「利上げ効果」が今後表れてくることにも留意する必要があるだろう。
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今週の注目経済指標
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