6位:ミサワ(3169)

権利付き最終月:1月[信用銘柄]
株価:643円(2023年12月7日終値)
配当利回り:1.56%
優待発生株数:300株以上
優待内容:300株以上で5,000円相当の優待品
その他条件:株主限定商品より選択。100株以上300株未満を3年以上継続保有した株主にも贈呈
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第6位は「unico(ウニコ)」ブランドで家具・織物などを販売するミサワ。

 1月末に100株を3年以上保有しているか、300株(投資金額約19万2,900円)以上を保有している株主に、同社の「unico」ブランドのオリジナル商品が選べる優待を実施しています。

 2023年1月期末の株主には、タオル2枚とバスメルト2個のバスギフトセット、九谷焼豆皿4枚セット、クッションカバー&中材セットの3点から1点が選べました。

 同社は輸入した家具、生活雑貨などを国内で販売するため、円安が逆風になっており、2024年1月期も減益予想です。

 今後はWeb販売に力を入れることで利益率の向上や売り上げ拡大を目指したいところ。

 株価はここ2年ほど、500円台後半から600円台前半で横ばい推移。

 1株当たり10円の株主配当もあるため、同社の商品のファンなら、3年間長期保有して優待ゲットも考えたいところです。

7位:ヘルスケア&メディカル投資法人(3455)

権利付き最終月:1月、7月[貸借銘柄]
株価:140,200円(2023年12月7日終値)
配当利回り:4.87%
優待発生株数:1口以上
優待内容:1口以上で「グリーンライフ」・「グリーンライフ東日本」体験入居無料(1泊2日食事付)、同施設見学無料(昼食付き)、「JAPANライフデザイン」体験入居無料(1泊2日食事付)、同入居一時金割引(30万円割引)、「アズパートナーズ」入居一時金割引(20万円割引)、同月額利用料の管理費割引(2カ月分)、同体験入居無料(3泊4日分)、同施設見学無料(昼食付)、「さわやか倶楽部」初月利用料10%割引、同体験入居無料(1泊2日食事付)、同施設見学無料(昼食付)、「SOMPOケア」運営介護施設前払金割引(3%割引)、同月払プラン毎月の家賃相当額3%割引または賃料1カ月分割引、「プラウドライフ」前払金割引(30万円割引)、同月払敷金無料、「ライフケアデザイン」前払金割引(30万円割引)、「ニチイホーム」初回入居時費用割引(10万円割引)、「アイリスガーデン」初回入居時費用割引(5万円割引)、「ノアコンツェル」施設見学無料(昼食付)、同敷金割引(30%割引)
その他条件:
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第7位は介護、医療施設への投資・物件保有を行うJ-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)のヘルスケア&メディカル投資法人。

 1月・7月末に1口以上保有の投資主に対して一律に、同社が保有する介護施設の無料体験入居(1泊2日食事付)や無料昼食付見学、介護施設・介護付有料老人ホームの前払い金・初回入居時費用割引などの特典が贈呈されます。

 同REITの一番の魅力は分配金の年間予想利回りが4.5%を超える高利回り銘柄であること。

 優待品はおまけといってもいいでしょう。

 投資口価格は2023年に入って年始の始値17万9,900円から14万200円まで下落しており、その分、利回りは向上しています。

 2023年11月には世界最大級の資産運用会社ブラックロックの日本法人の保有割合が5%を超えるなど、外資系資産運用会社も大量購入しているので、投資口価格の再浮上が見込めるかもしれません。

8位:コーセーアールイー(3246)

権利付き最終月:1月[信用銘柄]
株価:1,078円(2023年12月7日終値)
配当利回り:3.33%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で500円分、200株以上で1,000円分、500株以上で2,000円分、1,000株以上で3,000円分、2,000株以上で5,000円分のクオカード
その他条件:1年以上継続保有した株主のみに贈呈
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第8位は福岡県が地盤の不動産ディベロッパー・コーセーアールイー。

 1月末に100株を1年以上継続保有すると、クオカード500円分が贈呈されます。

 同社は九州を中心にファミリー向けマンションの分譲や投資用ワンルームマンションの開発を行っています。

 2023年9月発表の2024年1月期の中間期決算では経常利益が前年同期比7.5倍の15.5億円に急拡大し、通期の業績上方修正に対する期待感から株価は急騰。

 来期の2025年1月期は関東圏などに不動産の仕入れエリアを拡大して業績拡大を目指しているため、今後も株価の上昇に期待できそうです。

 予想配当利回りが3.2%を超える高配当株としても魅力大の銘柄といえるでしょう。

9位:鳥貴族HD(3193)

権利付き最終月:1月、7月[貸借銘柄]
株価:2,897円(2023年12月7日終値)
配当利回り:0.35%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で1,000円分、300株以上で3,000円分、500株以上で5,000円分の株主優待券
その他条件:
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第9位は格安の焼き鳥居酒屋チェーンを展開する鳥貴族HD。

 1月・7月末に100株保有で、1,000円分の食事券が電子チケットの形で贈呈されます。300株保有で3,000円分、500株で5,000円分に増額されます。

 コロナ禍による外食自粛で打撃を受けた同社ですが、前期の2023年7月期はコロナ明けの営業再開や値上げ効果で営業利益が黒字転換。

 今期2024年7月期も2023年8~10月時点の既存店売上高や客数が前年同期比28%増と業績向上が続いており、株価も2023年以降は上昇トレンドで推移しています。

 同社のような外食産業の株を買うときはIRサイトで「月次情報」の既存店売上高や客数の推移を必ず見て、業績が落ち込んでいないかを確認しましょう。

 すでに、実質的なコロナ明けの外出解禁から1年近くが経過しているため、コロナの影響とは関係なく今後もさらに売上高や客数を伸ばせるかどうか、値上げしても客足が落ちないかどうかが、外食系優待株の株価の明暗を分けることになりそうです。

10位:稲葉製作所(3421)

権利付き最終月:1月、7月[信用銘柄]
株価:1,491円(2023年12月7日終値)
配当利回り:2.41%
優待発生株数:1,000株以上
優待内容:1,000株以上で1,000円分の自社オリジナル図書カード(1月のみ)
その他条件:
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第10位は物置・オフィス家具メーカーの稲葉製作所。

 1月末に1,000株(投資金額約149万1,000円)以上保有で、オリジナル図書カード1,000円分が贈呈されます。

 同社のメインの優待は7月末株主に対するもので、100株保有で同じ図書カード1,000円分が贈られます。

 7月末に300株以上(投資金額約44万7,300円)保有の場合は、3,000円相当の地域特産品(複数)や図書カードの中から1点選択できます。

 同社の今期2024年7月期の業績は、2023年1月に実施した値上げ効果や物置から派生した大型車庫やバイクガレージ、オンライン会議用個室ブースなど新商品の販売拡大で大幅な増収増益が見込まれています。

 株価も6月に大きく上昇するなど好調を持続しており、新商品の販売成功が株価の上昇につながる典型例として、今後も注目したい銘柄といえるでしょう。