1月株主優待 人気ランキング

順位 コード 銘柄名 優待品例 優待発生金額※1
1 1928 積水ハウス 新米 3,120,000
2 2353 日本駐車場開発 自社施設利用券 196,000
3 3071 ストリーム 買い物割引券 11,000
4 2590 ダイドーグループHD 自社グループ商品詰め合わせなど 5,910
5 7590 タカショー 特別販売カタログなど 54,500
6 3169 ミサワ 優待品 192,900
7 3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 施設利用サービスなど 140,200
8 3246 コーセーアールイー クオカード 107,800
9 3193 鳥貴族HD 飲食券 289,700
10 3421 稲葉製作所 図書カード 1,491,000
※1 優待発生金額=12月7日終値の株価×優待発生最低株数で計算した金額です。

最新の情報は、楽天証券の「株主優待検索」>>

このランキングは楽天証券で優待を保有されているお客様の人数が2023年12月6日時点で多い順番です。
この記事は銘柄を推奨するものではありません。

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2023年12月7日時点の終値や数値を、楽天証券Webサイトから採取して記載しています。
配当利回りは、楽天証券HPの会員ログイン後の銘柄ページより採用しておりますが、市況により変動するため、必ずご自身でご確認くださいませ。

1月の株主優待銘柄は30銘柄!

 2024年初となる1月優待株は、1月29日(月)が権利付き最終日、1月30日(火)が権利落ち日。株主名簿に株主として名前が記載される権利確定日が1月31日(水)と、土日を挟まない最短スケジュールです。

 優待株を1月29日(月)までに購入して、翌30日(火)の取引開始まで持ち越せば、優待の権利が発生します。

 1月の優待株は30銘柄と少なく、優待発生に必要な株数が500株や1,000株で高額な投資資金が必要だったり、継続保有が条件だったり、取得が難しいものもあるので、お得な優待株を厳選して狙いたい月といえます。

※楽天証券 株主優待検索より

 今回、人気10位以内ではないものの、近所に利用できる店舗があるとお得に使える外食系優待株には次のような企業があります。

  • 「肉汁餃子のダンダダン」を運営するNATTY SWANKYホールディングス(1月・7月末に100株以上で一律、食事券1万円分。投資金額約34万2,000円で年間2万円分の食事券がもらえるので非常に魅力的)
  • 関東圏の幹線道路沿い中心に濃厚とんこつの「ラーメン山岡家」を展開する丸千代山岡家(1月・7月末に100株で1杯520~1,420円のラーメン無料券2枚、お米2kg、乾麺セット1個から1つ選択)
  • 東海・首都圏などで「ステーキのあさくま」を展開するあさくま(1月末に100株以上で一律、食事券4,000円分。「もつ焼きエビス参」など傘下の居酒屋などでも利用可)
  • ハワイアンレストラン「アロハテーブル」などおしゃれなカフェレストランを運営するゼットン(1月末に100株で3,000円分の食事券。1年以上継続保有で4,000円に増額。同社は名古屋証券取引所上場銘柄)

上場来高値更新銘柄も!映画優待も充実

 10位にランクインした鳥貴族ホールディングスも含め、「肉汁餃子のダンダダン」「ラーメン山岡屋」「ステーキのあさくま」やゼットンのカフェレストランは、首都圏にも店舗があるので利用しやすい外食系優待といえるでしょう。

 特にあさくまやゼットンは2020年以降のコロナ禍による業績不振で株価が低迷していましたが、コロナ明けの2023年になって業績が急回復。

 2023年11月には株価がともに上場以来の高値を更新するほど急上昇しています。

 多くの外食系優待株は2023年に入って株価が上昇していますが、物価高による個人消費の落ち込みで、来年2024年以降もその勢いが続くかどうかは微妙なところです。

 もし外食系優待株に投資するなら、既存店売上高や客数、客単価の伸びを見て、まだまだ業績拡大が続きそうかどうかをよく吟味して投資したほうがいいかもしれません。

 1月優待株には、映画館の運営企業が多いのも特徴です。

 オーエス、きんえい、東京楽天地、スバル興業などの映画招待券優待は映画ファンには見逃せないところ。

 優待内容では、1月末に100株保有で全国の「TOHOシネマズ」で利用できるプリペイド式カード2,000円分が贈呈されるスバル興業の優待が、利用できる映画館が全国各地に多数あるため、使い勝手がいいといえるでしょう。

1位:積水ハウス(1928)

権利付き最終月:1月[貸借銘柄]
株価:3,120円(2023年12月7日終値)
配当利回り:3.52%
優待発生株数:1,000株以上
優待内容:1,000株以上で新潟県魚沼産コシヒカリ新米5kg
その他条件:
最新情報は企業HPからご確認ください

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 1月優待株の人気ランキング1位は、ハウスメーカー大手の積水ハウス。

 1月末に1,000株以上保有する株主に一律、「魚沼産コシヒカリ(新米)」5kgが毎年10月下旬から11月上旬にかけて贈呈されます。

 1,000株購入には投資金額が約312万円も必要なため、ある意味、高根の花的な優待といえるでしょう。

 同社は注文・分譲住宅の販売が絶好調で今期2024年1月期も前期に続いて過去最高の売上高や利益を更新する予想です。

 2023年7月に米国アイダホ州の住宅会社を買収するなど、米国での住宅販売が新たな成長源になっています。

 株価は2023年に入って上場来高値を更新し続けていますが、連続増配のおかげで配当利回りは3.8%超(今期予想、2023年12月4日時点。以下同)。

 優待目的というより、株主配当金や株価上昇を狙って、株価が少し調整したところで押し目買いを狙いたい優良株といえます。

2位:日本駐車場開発(2353)

権利付き最終月:1月、7月[貸借銘柄]
株価:196円(2023年12月7日終値)
配当利回り:2.68%
優待発生株数:1,000株以上
優待内容:1,000株以上で自社グループ会社リフト利用割引券6枚(1月のみ)、「那須高原TOWAピュアコテージ」宿泊券4枚(1月のみ)、「那須高原TOWAピュアコテージ」築浅貸別荘またはリノベーション済み客室への優先案内、別荘地内覧ツアー(1月のみ)
その他条件:リフト利用割引券は1枚につき5名まで利用可、紙と電子チケットで上記枚数の半数ずつを発行。宿泊券は1枚につき2名まで利用可、電子チケットの場合は1枚につき3名まで利用可、紙と電子チケットで上記枚数の半数ずつを発行。優先案内、別荘地内覧ツアーは電子チケットの宿泊券利用時に限る
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 第2位は全国のオフィスビル、商業施設などで貸し駐車場を運営する日本駐車場開発。

 同社の主な優待は7月末株主に対するもので1月末優待の取得には1,000株以上(投資金額約19万6,000円)の保有が必要です。

 同社の子会社・日本スキー場開発が運営するスキー場のリフト利用割引券(紙3枚、電子チケット3枚、ともに1枚で5名まで利用可)と、栃木県にある「那須高原TOWAピュアコテージ」の平日限定宿泊招待券(紙2枚、1枚で2名利用可。電子チケット2枚、1枚で3名利用可)が贈られます。

 平日限定ながら、コテージに無料で宿泊できる招待券なので、利用したい人にとっては非常に魅力的な優待といえるでしょう。

 メインの7月末優待は500株(投資金額約9万8,000円)以上の保有が必要で、500株では電子チケットのみの優待になります。

 時間貸駐車場1日料金割引券3枚のほか、日本スキー場開発運営のリフトおよびアクティビティ割引券3枚、同社が栃木県那須で運営する「那須ハイランドパーク」や「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」の割引券などが贈られます。

 同社はコロナ禍による経営不振から立ち直り、2024年7月期は主力の月契約の駐車場の売り上げが拡大。子会社の日本スキー場開発や栃木県で運営するテーマパークもインバウンド需要もあって好調。

 前期に続き過去最高益更新が見込まれています。

 ただ、株価は2023年に入って下降トレンドが続いており、年初の300円台から200円前後まで下落。

 そろそろ業績拡大を反映した株価の底打ち反転に期待したいところです。

3位:ストリーム(3071)

権利付き最終月:1月[信用銘柄]
株価:110円(2023年12月7日終値)
配当利回り:2.70%
優待発生株数:100株
優待内容:100株以上で優待割引券1,000円分1枚、2,500株以上で優待割引券1,000円分3枚、5,000株以上で優待割引券1,000円分5枚、1万株以上で1万円分1枚、5万株以上で1万円分5枚
その他条件:自社インターネットショッピングサイトで利用可
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 第3位は家電通販サイト「ECカレント」を運営するストリーム。

 1月末に100株保有で、同社が運営するeコマースサイトの「ECカレント」や美容・化粧品系の「エックスワン」で利用できる優待割引券1,000円分が贈呈されます。

 同社が手掛ける家電やPCの通販事業は顧客の買い控えなどで低調な売り上げが続いており、今期2024年1月期も前期に続き減益予想です。

 赤字が続く美容・化粧品の通販事業の立て直しや新たに始めた家電レンタル事業の成長に期待したいところ。

 近年は毎年1株当たり3円の株主配当も行っていますが、株価はここ数年、100円前後で行ったり来たりしており、業績好転を待ってからの購入が賢明といえるかもしれません。

4位:ダイドーグループHD(2590)

権利付き最終月:1月、7月[貸借銘柄]
株価:5,910円(2023年12月7日終値)
配当利回り:1.01%
優待発生株数:1株以上
優待内容:1株以上で自社グループ商品の優待価格販売、100株以上で6,000円相当の株主優待品(1月のみ)
その他条件:100株以上を6カ月以上継続保有(7月・1月の株主名簿に同一株主番号で連続2回以上記載)の株主のみに贈呈
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 第4位は飲料メーカーのダイドーグループHD。

 同社の決算期末は1月20日(土)のため、今回は1月17日(水)の権利付き最終日まで100株以上を半年以上継続保有した株主に一律で、6,000円相当の自社グループ商品の詰め合わせが贈られます。

 今期の優待をもらうためには2023年7月20日末に株主名簿に株主として記載されている必要があり、今、株を買っても今期の優待品はもらえません。

 優待品は6,000円相当と飲料系優待の中でも群を抜く量と品数ですので、贈られたときの満足感が非常に高い優待といえるでしょう。

 この優待のほか、1月20日・7月20日時点の全ての株主に、ダイドードリンコの飲料・健康食品、傘下のたらみのゼリーといった商品を優待価格で購入できる特典が記載された株主向けの「DYDO Challenge通信」が送付されます。

 同社は自動販売機に強い飲料メーカーとして有名で、2023年1月にはライバルのアサヒグループホールディングスと自動販売機の運営事業を統合して業務を効率化。

 飲料品の値上げ効果もあって、2024年1月期は大幅増収と黒字転換が見込まれています。

 株価も2023年に入って年明けの始値4,725円から5,910円まで25%以上も上昇。

 6,000円相当のお得感たっぷりな豪華飲料優待をもらいながら、自販機事業の効率化でさらなる株価上昇に期待したいところです。

5位:タカショー(7590)

権利付き最終月:1月、7月[信用銘柄]
株価:545円(2023年12月7日終値)
配当利回り:4.20%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で株主特別販売。1月のみ、500株以上で株主優待ポイント付与3,000ポイント、700株以上で4,000ポイント、900株以上で5,000ポイント、1,000株以上で8,000ポイント、2,000株以上で1万8,000ポイント、3,000株以上で3万5,000ポイント、4,000株以上で5万ポイント、5,000株以上で6万ポイント
その他条件:ポイントに応じてガーデニング関連商品と交換可
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 第5位は、ガーデニング用品販売のタカショー。

 1月20日時点の株主名簿に記載された、500株(投資金額約27万2,500円)以上の株主に、「タカショー・プレミアム優待倶楽部」で同社が扱うガーデニング関連商品と交換できる株主優待ポイントが贈呈されます。

 500株保有で贈呈されるのは3,000ポイント。

 株式を継続保有すると1回のみポイントを繰り越し、翌年のポイントと合算して使うこともできます。

 それ以外に1月20日、7月20日に100株以上保有の株主に対し株主特別販売の実施、7月20日時点で100株以上保有の株主に対して申込不要でタカショーオリジナルカレンダーも送付されます。

 同社はプロ向けと家庭用ガーデニング製品の販売が2本柱。今期2024年1月期は家庭用が天候不順などで不調だったものの、プロ向けの庭や外構(エクステリア)のリフォーム向け製品需要が堅調で、わずかながら前期比増収増益を達成しそうです。

 ただ、株価は2023年に入って下落が続いています。400~500円前後で下げ止まるのを待ってから購入したほうがいいでしょう。