今日のレンジ予測

［本日のドル/円］

↑上値メドは150.50円

　↓下値メドは149.85円　

トランプ大統領になったら：ウクライナへの援助削減、西側同盟弱体化でロシアの思う壺。対中関係改善と台湾リスク増大
爆買い終了：中国の中産階級、国内不動産不況で海外での高級品へ買い物減らす
ECB：ナーゲル理事「バランスシートの早急な改善を主張」
ドイツ物価：9月CPIは、ウクライナ戦争開始以来、最も低い水準まで下落 
日銀：2025年まで緩和政策継続か

市況

　2023年213営業日目のドル/円は、前日比0.38円の「円安」。24時間のレンジは0.52円。

　10月25日（水曜）は149.81円でオープン。安値は東京時間昼頃の149.80円と、全く下がることなく、かといって上昇するわけでもなく、150円手前もみ合い相場をしばらく続けた。

　ところがこの日は動きがあった。NY市場で米10年債利回りが再び5.00％近辺まで上昇したことを受けて、明け方に150円台にのせると、150.31円まで上昇して1年ぶりの高値を更新した。終値も150円台を維持して150.27円。

　ドル/円がついに150円台に入ったこと、しかもワンタッチで下落するのではなく終値ベースで150円台を維持したのは重要だ。今日は、財務省からの「けん制」発言に警戒だ。ノーコメントあるいは定型文の繰り返しだけだった場合には「円安容認」と解釈されて一段の円安が進む可能性がある。

　その一方で、FRB（米連邦準備制度理事会）やECB（欧州中央銀行）が利上げサイクル終了へ向かうのとは反対に、日銀が今月末にも政策変更する可能性が噂されているため、金利差を理由とした円安が続くかどうかは不透明である。

レジスタンス：
150.31円（10/25）
151.95円（22/10/21）
159.00円（1990.04）

サポート：
149.80円（10/25）
149.75円（200時間移動平均）
149.32円（10/24）

出所：MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所：楽天証券作成