昨日の動向

3月14日 米ドル/円:[始値] 82.929[高値] 83.819[安値] 82.862[終値] 83.760 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 108.507[高値]109.355[安値] 108.365[終値]109.173 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 87.464[高値] 87.771[安値] 87.202[終値] 87.551 ※数値はBID値です。

3月14日の為替市場は特に材料もなく前日のFOMCの流れをそのまま維持した模様。
日経平均株価が約7カ月半ぶりに1万円台にのせ1万0050円52銭で引けた。

米ドル/円は東京時間に83円を割れ82.86まで下がるも、NY時間に83.81まで堅調に上昇トレンドを維持。
昨年4月以来の84円台を目指すも、調整の売り等により83.50レベルまで下落。
その後NYクローズに向け83.76まで戻した。ドル買いの流れが強く維持し、他通貨が対ドルで軟調な動きとなり、クロス円は上値が重い展開となりました。
また、ダウ平均が一時前日比で下げるなど米国株式市場で全体的にさえない展開が重しとなった模様。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】ドル円上昇基調継続
13日の米FOMC後の声明を受け、追加金融緩和(QE3)への期待後退が加速したことで、米債券市場には利回り上昇圧力が高まりました。
14日、米10年債は2.28%付近まで上昇しました。これを受け為替市場では、日米金利差拡大の見通しが高まったことで、ドルが円に対して買われる流れが拡大しています。ドル円は、15日東京市場で83円後半から84円近辺まで上昇基調を強めており、11カ月ぶりの高値水準である85円台前半を窺う展開が予想されます。
予想レンジ 83.50-85.00

【ユーロ/円】
日銀が追加緩和姿勢を崩さないことが市場コンセンサスとなっているなか、株式市場の堅調ぶりもあり、14日は対ユーロでも円は売られる展開となりました。ユーロ円は約1カ月ぶりに109円台を回復。
日足ベースでも上昇トレンドの継続が見込まれるため、本日は2月27日の高値、109.95レベルを目指す展開が予想されます。
売り要因としては、対ドルでのユーロの弱さが懸念されますが、対円では下値の堅い展開が続きそうです。
予想レンジ 108.80-110.00

【豪ドル/円】豪ドル引き続き上値の重い展開
前日小幅な上昇に留まった豪ドル円は、日足ベースでの3月7日以降の戻り基調を維持しつつも、その戻りは鈍い展開が予想されます。
上値のターゲットは、87.90レベル。円は売られやすい地合いが続くものの、対ドルでの豪ドル売りが続いている背景で、上にも下にもいけないこう着した展開が予想されます。
予想レンジ 86.40-88.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:84.20-25
サポート:84.00 83.80-85 約20pt刻み

【ユーロ/円】
レジスタンス:109.50-55
サポート:109.35-40 109.15-20 108.75-80

【豪ドル/円】
レジスタンス:88.00
サポート:87.75-80 87.60-65 87.20-25

下記各5分足チャートは、当日 11:15 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

<欧米市場>
【注目度☆  】東京時間17:30 スイス中銀政策金利              予想 0.00%   前回 0.00%
【注目度☆☆ 】東京時間18:00 (EU)欧州中央銀行(ECB)月報
【注目度☆  】東京時間21:30 (米)卸売物価指数(PPI)前月比         予想 +0.5%   前回 +0.1%
【注目度☆  】東京時間21:30 (米)卸売物価指数(PPIコア指数) 前月比     予想 +0.2%   前回 +0.4%
【注目度☆☆ 】東京時間21:30 (米)ニューヨーク連銀製造業景気指数(3月)  予想 17.5    前回 19.53
【注目度☆☆ 】東京時間21:30 (米)新規失業保険申請件数(前週分)      予想 35.7万件  前回 36.2万件
【注目度☆  】東京時間22:00 (米)対米証券投資(短期債除く)(1月)    予想 385億ドル  前回 179億ドル
【注目度☆☆ 】東京時間23:00 (米)フィラデルフィア連銀製造業景気指数(3月)予想 12.0    前回 10.2

注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。

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