6位:大光(3160)

権利付き最終月:11月、5月[貸借銘柄]
株価:675円(2023年10月12日終値)
配当利回り:1.49%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で(1)500円分または(2)1,000円分、500株以上で(1)1,000円分または(2)2,000円分、1,000株以上で(1)2,000円分または(2)4,000円分、2,000株以上で(1)3,000円分または(2)6,000円分の(1)クオカードまたは(2)自社店舗商品券
その他条件:クオカードを自社店舗へ持参することにより(2)と交換可
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 第6位は中京圏に地盤のある業務用食品スーパー「アミカ」の運営や外食産業向けの食品卸売事業を手掛ける大光(おおみつ)。

 11月・5月末に100株保有で、クオカード500円分か、「アミカ」で使える商品券1,000円分が贈呈されます。

 コロナ明けで不振が続いた食品卸売事業が回復し、今期2024年5月期は増収に加え、純利益倍増の業績V字回復を見込み、株主配当も1円増配の1株当たり11円を予定しています。

 主力の「アミカ」では、今後、総菜や冷凍食品を小分け販売して一般消費者も買い求めやすくした新店舗のテスト出店も予定。

 急成長を遂げた神戸物産の「業務スーパー」と似た業態なだけに、今後の業績躍進に期待が持てそうです。

 株価はいまだ700円前後で横ばい推移していますが、地元に「アミカ」の店舗がある人には使い勝手のいい優待といえるでしょう。

7位:日本フイルコン(5942)

権利付き最終月:11月[信用銘柄]
株価:478円(2023年10月12日終値)
配当利回り:3.36%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で500円分のクオカード、200株以上でワイン1本、1,000株以上で限定ワイン1本
その他条件:100株以上を1年以上継続保有の株主のみに贈呈
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 第7位は製紙用の抄紙網などフィルター・コンベアの製造や半導体製造向けの電子部材事業を展開する日本フイルコン。

 11月末に100株を1年以上継続保有すると、クオカード500円分が贈られます。

 200株(投資金額約9万5,600円)を1年以上継続保有した場合は優待品がワイン1本になります。

 日本フイルコンは製紙用の網で国内シェア6割を占めるほか、半導体向けのフォトマスク事業が急成長中です。

 株価は500円台前後で安定推移しており、今期の予想配当利回りも3.3%台と高く、今後もより積極的な株主還元策に期待できそうです。

 ワイン好きなら、頑張って200株保有して、優待品をクオカードからワインに替えるのもいいでしょう。

8位:アスクル(2678)

権利付き最終月:11月、5月[貸借銘柄]
株価:1,957円(2023年10月12日終値)
配当利回り:1.74%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,000円分の「LOHACO」割引クーポン券(500円×4枚)
その他条件:クーポン券の取得と利用にはインターネット環境が必要
501円(税込)以上の商品1点につき1枚利用可。一部除外品有
「LOHACO Yahoo!店」では利用不可
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 第8位は文房具、事務用品、日用品のネット通販会社アスクル。

 同社の決算期末は5月20日のため、中間期末の11月20日、年度末の5月20日に株主名簿に記載された100株以上の株主に一律、一般消費者向けECサイト「LOHACO(ロハコ)」で利用できるクーポン券2,000円分(500円分×4枚)が贈られます。

 今回の11月優待取得のためには11月16日(木)までに株を買う必要があります。

 Yahoo! Japanを運営するZホールディングスが大株主のアスクルは今2024年5月期も前期に続き増収増益を見込むなど業績も好調で、株価も2023年に入って13%以上上昇しています。

 今後は法人向けの通販サイトの販売拡大が続くほか、2023年2月に買収した歯医者向け通販会社に続くニッチなeコマース分野での積極的なM&Aにも期待できそうです。

 日用品の品ぞろえが豊富な「LOHACO」で使えるクーポン券が年間で計4,000円分ももらえるので、もっと人気が高くなってもいい貴重な節約系優待といえるでしょう。

9位:串カツ田中HD(3547)

権利付き最終月:11月[貸借銘柄]
株価:1,658円(2023年10月12日終値)
配当利回り:0.61%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,000円分、300株以上で4,000円分、600株以上で6,000円分、900株以上で8,000円分の食事優待券(電子チケット)
その他条件:発行QRコードを読み取り、画像を表示させることで利用可
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 第9位は串カツ居酒屋を全国展開する串カツ田中ホールディングス。

 11月末に100株保有で2,000円分の食事優待券が電子チケットの形で贈呈されます。

 外食企業が少ない11月優待株の中で、唯一の居酒屋優待です。

 同社の業績はコロナ禍で大打撃を受けましたが、2022年11月期に大幅な黒字転換を果たし、今期2023年11月期はコロナ禍の助成金消失で大幅減益となりますが、2023年11月期に入って既存店売上高が前期比平均33.3%の伸びとなるなど、客足の回復が鮮明です。

 実際には客ごとにソースは破棄しているものの、「二度付け禁止」が推奨されているソースで食べる串カツが大好きという人には魅力たっぷりの優待です。

10位:トーセイ(8923)

権利付き最終月:11月[貸借銘柄]
株価:1,874円(2023年10月12日終値)
配当利回り:2.74%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で3,000円分のホテル宿泊割引券
その他条件:自社グループ保有・運営ホテルで利用可
1年以上2年未満継続保有の株主にはクオカード1,000円分、2年以上5年未満は同2,000円分、5年以上は同3,000円分を追加
シンガポール証券取引市場での株主には、継続保有期間に応じたクオカード同等類のシンガポール国内で利用できる商品券を追加
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 第10位は東京中心にオフィス、商業施設、マンションブランド「THE パームス」などを展開する不動産会社のトーセイ。

 11月末に100株以上を1年以上保有していると一律、クオカード1,000円分に加え、傘下のホテル宿泊割引券3,000円分が贈呈されます。

 クオカードは、継続保有期間が2年以上だと2,000円分、5年以上だと3,000円分に増額されます。

 宿泊割引券が使えるのは「トーセイホテル ココネ神田」など都内、鎌倉、幕張の計8ホテルです。

 好調な不動産再生ビジネスやインバウンド需要の活況を受けて、今期2023年11月期は大幅増収で過去最高の純利益を更新するなど、同社の業績は絶好調。

 株価も2023年に入って、40%近く上昇しています。

 2023年11月末の株主配当金も1株当たり60円と前期より9円上積みされる予定で、配当利回りは3%を超えています。

 2023年3月末、東京証券取引所は会社の解散価値よりも株価が割安で、PBR(株価純資産倍率)が1倍割れしているような企業に株価水準の引き上げ要請をしました。

現 状のPBRが1.1倍台のトーセイのような不動産会社や建設会社には株価が割安すぎる銘柄も多く、今後も株主還元策の強化などを期待した根強い買い需要が見込めそうです。