【米ドル/円】米ドル/円76円割れを目指す展開か

昨日までの動向

1月 31日 米ドル/円:[始値] 76.338[高値] 76.406[安値] 76.154[終値] 76.257 ※数値はBID値です。

31日米ドル/円は、陰線引けとなりました。

東京市場では、本邦実需筋による売りオーダーで76.40円レベルで上値を抑えらるが、76.15-20レベルの個人投資家の分厚い買いに阻まれ終始小動きに展開しました。

欧米市場でも、終始小動きになりました。米経済指標の悪さから下値を試す展開となりましたが、東京時間と同じように、76.15レベルで抑えられ、戻りも鈍く、76.25レベルで引けました。

米ドル/円 直近の値動きと主なイベント

東京市場概況

【米ドル/円】
上値76.40円、下値76.15円のせまいレンジで取引されました。

欧米市場概況

【米ドル/円】
東京市場同様に、せまいレンジで取引されました。経済指標の悪い発表を受け、下値トライの展開も、やはり76.15円レベルで抑えられました。

【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陰線引けとなりました。
東京市場の買戻しから一転、欧州時間は下落基調に、ドイツの失業率の改善で一旦はEURの下げはおさまったものの、米経済指標の悪さから、米価部が下落し、EUR,AUDが売られる展開となり、ユーロ/円は100円を割り込み、92.526円まで下落し、そこから若干は戻したものの、100円を割り込んだ、99.75レベルで引けました。

【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陽線引けとなりました。
最近の傾向として、株価に大きく左右されて動く展開となってます。米経済指標発表までは、堅調に推移し、81.50円レベルまで上昇しましたが、指標発表後の株価下落とともに、AUDが売られ、81円を割り込み、80.692円まで下落しました。引けは81円手前の80.975で引けました。

本日の展望

【米ドル/円】76円サポートされるか

本日も76円が意識されるレベルになっております。基調は下向きではありますが、75円台では当局からの口先加入への警戒感や個人証拠金からの買いも積極的に見られるようで、下値は限定的と思われます。

米ドル/円 日足チャート

【ユーロ/円】上値重い展開

100円を割れて引けたことから、実需筋や短期筋から売りが出やすい展開と思われます。特に短期筋のファンドが、売り買いを交錯させ、値動きが荒い展開となっています。基調は戻り売りとなっている模様です。

ユーロ/円 日足チャート

【豪ドル/円】中国PMIの結果

中国の経済指標にも敏感に反応する通貨である為、本日発表されました、1月の中国PMIが50.5と市場予想の49.5より良かった事を受けて、一時81円台を回復しました。しかし、こちらも短期筋は戻り売りを狙っているようで、81円を挟んで、神経質な動きになるかと思われます。

豪ドル/円 日足チャート

ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート

本日の主な指標

<欧米市場>
【注目度☆☆☆】東京時間19:00 (ユーロ圏)消費者物価指数速報-1月(前年比) 予想値2.7% 前回2.8%
【注目度☆☆☆】東京時間22:15 (米)ADP雇用統計-1月 予想値18.0万人 前回32.5万人
【注目度☆☆ 】東京時間24:00 (米)建設支出-12月 予想値0.7% 前回1.2%
【注目度☆☆☆】東京時間24:00 (米)ISM製造業景況指数-1月 予想値54.5 前回53.9

※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。

 

参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド

当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。