【米ドル/円】4Q-米GDPの結果で米ドル/円下落

昨日までの動向

1月 27日 米ドル/円:[始値] 77.437[高値] 77.472[安値] 76.646[終値] 76.672 ※数値はBID値です。

27日米ドル/円は、陰線引けとなりました。

東京市場では、77.40を中心に小動きに推移していた中、昼過ぎに、クロス円を中心とした売りに米ドル/円も77円を割り込む場面も見られました。その後は77円台前半で終始小動きに展開しました。

欧米市場では、77円を挟んだ動きで推移していましたが、米GDPが市場予想より悪い結果に素直に反応し、米ドル/円は76.646円まで下落しました。その後は76.50円はサポートされる形となり、そのまま小動きで引けました。

米ドル/円 直近の値動きと主なイベント

東京市場概況

お昼過ぎまで、77.40円レベルで終始小動きしている中、日系証券から大量の売りが見られ、77.20-30レベルのストップを巻き込み、77円を割り込む展開になりました。その後は投信の買いも見られ77円台に回復するも、大きくは動かず77円前半で取引されました。

欧米市場概況

【米ドル/円】
日本時間22時30分発表の米GDPがマーケット予想より悪い結果となり、素直に米ドル売りに反応し、76.646円まで下落しました。終始上値の重い展開で推移しました。

【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陰線引けとなりました。
米経済指標に連れる形で、一旦は100.637円の下値に向かうものの、EUR/USDの取引で安値圏の1.3080レベルで、中東から大量の買いが入り、また、ギリシャ債務交換交渉につきレーン欧州委員会経済・通貨担当委員が法的・技術的側面で重大な合意に達したと述べた事で、1.32327まで上昇しました。同様にユーロ/円は101.424まで上昇しました。

【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陰線引けとなりました。
こちらも、米経済指標に連れる形で、81.465円まで下落しました。その後は買戻しも入るものの、全体的なEUR買いの基調から、EUR/AUDの取引でAUDの上値を抑えられて、81.674円で引けました。

本日の展望

【米ドル/円】FOMCの流れ継続

本日は22時30分にPCEデフレーターの指標発表に注目が集まっています。先週78円台まで回復を見せた動きが完全否定され行って来いの相場展開となりました。下値の76円台半ばから前半まではストップもあるようですが全体的には買いが、多い様です。上値は77.00から20までは、売りが並んでいるようです。

米ドル/円 日足チャート

【ユーロ/円】底堅いが上値も重い

ギリシャ問題の楽観的な見方から上昇に転じたユーロではありますが、ギリシャ第2次支援額が当初の1,300億ユーロでは不足で1,450億ユーロ必要との報道もあり、この融資を受ける条件として、ドイツ閣僚による財政政策に関する権限の一部を欧州の機関に譲る提案に、ギリシャ側の拒否もあり、反落リスクははらんでおります。

ユーロ/円 日足チャート

【豪ドル/円】底堅い

ユーロ/円同様の動きになると思われます。ただし、EURのように大きな波乱を抱えているわけではありませんので、選好通貨として、多少のぶれはあると思いますが、押し目買い意欲は依然強いです。

豪ドル/円 日足チャート

ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート

本日の主な指標

<欧米市場>
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)PCEデフレータ-12月          予想+0.1%  前回+0.0%
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)PCEデフレータ-12月    (前年比) 予想+2.3%  前回+2.5%
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)PCEコア・デフレータ-12月       予想+0.1%  前回+0.1%
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)PCEコア・デフレータ-12月 (前年比)  予想+1.7%  前回+1.7%

※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。

 

参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド

当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。