外国人売買で急落・急騰した2020年

 外国人によって、激しく日経平均が動いたのが、2020年です。2020年の日経平均は、外国人売りで暴落した後、外国人の買いで急騰しました。

日経平均と外国人の売買動向(買越または売越額、株式現物と日経平均先物の合計):2020年1月6日~2020年12月31日

出所:東証データより楽天証券経済研究所が作成、外国人売買は、2021年は株式現物と日経平均先物の合計

 2020年の売買動向を見れば一目瞭然ですが、外国人は日本株をあまりうまくトレーディングしていません。2020年はコロナショック後の最安値で巨額の売りを出し、年後半の急騰局面で巨額の買いを出しているからです。安く売って、高く買っているので、2020年の外国人は日本株のトレーディングで大失敗しています。

 それでも、短期的な動きを決めているのは外国人であることに変わりありません。