1876(明治9)年5月9日

日本初の公園・上野公園が開園される

 

 1876(明治9)年5月9日、東京都台東区にある上野恩賜公園(上野公園)の開園式が行われました。

 日本初の公園である上野公園誕生のきっかけは、オランダ人医師のボードウィンです。ボードウィンが病院予定地だった寛永寺伽藍跡地を訪れたとき、西洋にある公園として整備すべしと日本政府に働きかけました。

 そして、博物館や美術館、動物園など多数の文化施設を要する、総面積53万平方メートルの公園として、今でも親しまれています。

 上野公園の生みの親・ボードウィンの功績を称えた彼の銅像が1973年、公園内に銅像が建ちました。しかしその銅像は弟をモデルに製作したものだったのです。実は親族が弟の写真を渡してしまい、間違えてつくられました。

 近年、その間違いが発覚したことで、2006年に正しいものに建て替えられています。