1999(平成11)年3月27 日

日産自動車がフランスのルノーと資本提携

 

 1999(平成11)年3月27 日、日産自動車がフランスのルノーと資本提携し、同社の傘下に入り、更生を図る事となりました。

 当時の日産自動車は2兆円を超える有利子負債を抱え、1999年度(2000年3月期)には6,844億円の純損失を出し、倒産寸前の状態に追い込まれていました。

 ルノーからは同社の副社長であるカルロス・ゴーン氏が送り込まれ最高責任者となると、再建計画「日産リバイバルプラン (NRP)」を即座に実行し、目覚ましい成果を挙げていきました。

 翌年からは3,300億円を超える黒字に転換、2003年には負債を完済し、6兆円前後だった売り上げは12兆円と倍増しました。

 また販売台数も、約250万台で推移していたものが570万台を超え、倍以上に増加。とくに中国、北米での売り上げが急激に伸びており、現在、約90%は国外シェアとなっています。

 その後、渦中の人となったカルロス・ゴーン氏ですが、本来は3年計画であった日産リバイバルプランを2年で実現させ、日産を見事に復活させた功績があることは確かです。

 

1999年3月27日の日経平均株価終値は

16,016円99銭

ライター FIX JAPAN 前沢ともあき