小学生にお小遣いはどう渡す?

 お小遣いを渡しはじめる前に、渡し方や渡す頻度、ルールなどをまず決めましょう。ここでは、小学生にお小遣いを渡しはじめる前に決めておくべきことを3点ご紹介します。

お小遣いの渡し方を決める

お小遣いの渡し方には、以下のようにいくつか種類があります。

【定額制】「月に一回」など期間を決めて渡す方法
【報酬制】家事や勉強を頑張ったご褒美としてあげる方法
【都度制】必要な時に渡す方法

 今回「Mama's Life」では、楽天ママ割会員の方に向けて、子どもへのお小遣いの渡し方に関するアンケートを実施!お小遣いの有無、渡し方に関する質問に寄せられた回答をご紹介します。

【楽天ママ割メンバー対象アンケート】
期間:2022/3/7~2022/3/11 
回答者全体(N=1,000)

 
 
 

 

 小学校低学年から高学年に上がっていくにつれ、お小遣いを渡している人の割合、さらには、お小遣いを定期的に渡している人の割合が増えていくことがわかります。

 お小遣いの渡し方を決められないときは、育てたい能力からお小遣いの渡し方を決めるといいでしょう。 

・計画性や管理能力を育てたい ⇒ 【定額制】がおすすめ
・お金の大切さを教えたい ⇒ 【報酬制】がおすすめ
・プレゼン力を鍛えたい ⇒ 【都度制(プレゼン制)】がおすすめ

 それぞれの渡し方の詳細は、以下の通りです。

・定額制
定額制ではお小遣いの範囲でやりくりしなければならないため、計画性が身に付きやすくなります。定額制と報酬制を組み合わせる方法もおすすめです。

・報酬制
報酬制とは、労働の対価としてお金を渡す方法。お風呂洗い30円、机拭き10円などと金額を決め、お手伝いの内容に応じてお小遣いを渡します。この方法だと、自分が働くことでお小遣いを得ることができ、お金の大切さが理解しやすくなります。お手伝いをすると親からも感謝されるため、自尊心を育てやすくなるメリットもありますよ。

・都度性(プレゼン性)
都度制(プレゼン制)とは、「これが欲しい」という要求を親にプレゼンし、親を説得できればお小遣いをもらえるという方法です。この方法では、理由や根拠を言葉にして伝える力(プレゼン力)を鍛えられます。

 家庭の方針や、子どもの性格に合った方法を取り入れてみてください。

お小遣いを渡す頻度を決める

 お小遣いを渡しはじめる際は、お小遣いを渡す頻度を決めておきましょう。

 楽天ママ割メンバーに聞いたアンケートの結果では、低学年~高学年に共通して、お小遣いを渡す頻度は「1か月に1回」が最も多い回答でした。給料制のように1か月がんばったご褒美としてあげるほか、月に1度と決めることで、家計の管理がしやすいというメリットもあるようです。

 少数の回答では、「月に4回」と小分けにして渡す方や、「習い事のテストに合格したとき」「成績表をもらうとき」など、成果に応じて渡す方も見られました。

お小遣いのルールを決める

 お小遣いを渡しはじめる前には、必ずルールを決めておきましょう。ルールがあいまいだと、お金のトラブルが発生したり、管理能力を育てられなくなったりしてしまいます。

 例えば、以下のようにルール設定してみてはいかがでしょうか。

<お小遣いのルール例>
・友達とお金の貸し借りはしない
・前借りはできない
・文房具は親が買うが、キャラものはお小遣いから買う
・買う前に欲しい「理由」を話す

 家庭ごとに金額や状況は違うため、どうすればトラブルなく必要な力を育てられるかを考えてルールを決めていきましょう。

 ポイントは、親もルールを守ることです。子どもに泣きつかれたからといって、ルールを変更してしまっては、「管理ができなくても親が助けてくれる」「泣けばお金をもらえる」など、マイナスの学習をしてしまうかもしれません。

小学生にお小遣いを渡すときに注意すること

 最後に、お小遣いを渡す際の注意点をご紹介します。楽天ママ割メンバーに聞いたアンケート結果では、渡すときに注意している方が最も多かったのは、「お金の使い方のルールを決めておく」ということでした。

 

 親側の注意点としては、以下の3つのポイントを意識することがおすすめです。

・口出しをあまりしないようにする
・管理方法を決めて使い道を把握する
・お金の大切さを伝える


 それぞれ詳しくご紹介します。

ポイント1 口出しをあまりしないようにする

 まず、お小遣いの使い道について口出しをしないよう注意しましょう。

 お小遣いは子どもが自由に使えるお金であり、使い道も自由です。たとえ失敗したとしても、そうした失敗から学び、計画性を身につけていくもの。親が口出しをしすぎては、管理能力が育たなくなってしまいます。

ポイント2 管理方法を決めて使い道を把握する

 お小遣いは渡しっぱなしにせず、どう使っているかを把握しておくことが大切です。子どもにお金を渡して放置してしまうと、知らないうちに友達とお金の貸し借りなどでトラブルになっていた……などという事態にもなりかねません。

 お小遣いを使うときは親に申告させるなど、ルールを決めて使い道を把握しましょう。解決策として、お小遣い帳を使う方法がおすすめ。お小遣い帳をつけることで大人も子どもも管理がしやすくなります。

 最後に、お小遣いをただ渡すのではなく、お金の大切さ、貯金の大切さをしっかり伝えていきましょう。

 お金はこの社会で生きるうえで必要なものです。お金が手に入る背景や、お金がないとどうなるのかなど、日々の生活のなかで大切なことを伝えていってくださいね。

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小学生のうちからお金の管理をさせることで、将来の生活にきっと役立つはず。お小遣いをはじめる前はルールを決めて、将来に役立つお小遣い制度を取り入れましょう。

最後に、楽天ママ割についてご紹介させてください。楽天ママ割は、無料登録するだけでポイントがたまりやすくなるお得なシステムです。楽天市場でのお買い物がとってもお得になりますよ!

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ライター:Mama's Life 編集部

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