今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは133.35円
↓下値メドは129.25円
米インフレ:ブラード連銀総裁「1970年代の過ちを、FRBは繰り返してはならない」
米利上げ:FRBの利上げサイクルは第4コーナーを回った
欧州インフレ:ドイツの卸売物価指数、リーマンショック以来の下落
米債務上限問題:FRBは量的引締めを早期終了する必要も
米債務上限問題:2011年の時はNY株式市場が23%下落
2月8日(木曜)のドル/円はやや「円安」。
1日のレンジは130.34円から131.83円。値幅は1.49円。
2023年29営業日目は131.41円からスタート。東京時間昼前に、前日の高値(131.54円)を上抜けて131.83円まで上昇。その後は日銀総裁人事を巡るごたごたで130円台後半まで下げて戻した。方向感が出ない中で荒っぽい動きとなった。
NY市場では、雇用関連の指標が弱かったことをきっかけに全般的なドル売りの動きになった。夜遅くに130.34円まで下落して安値をつけたが、米長期金利が上昇すると再び131円に戻した。終値は131.53円(前日比+0.07円)。
レジスタンス:
131.83円(02/09)
132.71円(02/07)
132.90円(02/06)
サポート:
130.55円(200時間移動平均)
130.34円(02/09)
128.33円(02/03)
昨年6月に9.0%まで高騰した米国のインフレ率は、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締めの甲斐あって、年末には6.5%まで落ち着いた。インフレがピークを越えたことで、FRBの利上げもあと数回で終了との見方が濃厚になっている。実質金利の低下は株式市場にとって追い風だが、FX市場にとってはドル安要因になる。
しかし、マーケットの関心はもはやインフレではなく、インフレのその次に何がやってくるのか、ということだ。景気後減速(ソフトランディング)なのか、それとも景気後退(リセッション)なのか。
米経済が一時的な景気減速(ソフトランディング)という「軽傷」で済むならば、株式市場は上昇しドルは一段と下落する可能性が高い。しかし本格的な景気後退(リセッション)という「重傷」を負えば、株式市場は暴落、FX市場はドル高に戻るだろう。
8日のユーロ/ドルは「ユーロ高」。
1日のレンジは1.0707ドルから1.0790ドル。
この日はほとんど下がらず、東京時間朝につけた1.0707ドルを安値に順調に値を伸ばす。NY市場では全般的なドル売りに後押しされて高値1.0790ドルをつけた。ただ、この日も1.08ドル台乗せは失敗。その後は押し戻されて終値は1.0738ル(前日比+0.0023ドル)。
レジスタンス:
1.0790ドル(02/09)
1.0799ドル(02/06)
1.0820ドル(200時間移動平均)
サポート:
1.0707ドル(02/09)
1.0669ドル(02/07)
1.0632ドル(01/09)