ステップ3:運用手段を選定する
ここでようやく運用手段の選定にはいります。
資産所得を長期安定的に獲得していくための選定ポイントは下記2点です。
(a)4%超の利回りを確保できそうか
(b)リスク許容度を考慮した運用か
(a)については当然日本の銀行預金に預けておいても4%超の利回りを確保することは難しいです。一方、米国インデックスファンドであれば過去の実績上は実現可能性があると言えます。
(b)については投資をした際の値下がりリスクにどれだけ耐えられるかという意味になります。この20年間においてもリーマンショック、コロナショックといった代表的な株式指数が大暴落するような相場がありました。
米国インデックスファンドが中長期で4%超の利回りを実現できそうだとしても、運用資産が「1億円→5,000万円」になるのは心穏やかではないと思います。
つまり利回りとリスク許容度のバランスを取るためには、ポートフォリオ運用(分散投資)を行っていくことが望ましいと言えます。
株式、債券、投資信託、REIT(リート:不動産投資信託)、コモディティなどの商品を分散して持つことで、株価が下落した場合でも債券価格が上昇するといった効果が期待できるため、資産の大幅な毀損(きそん)も避けることができます。
以上が資産運用計画の3ステップです。
将来の不安はオバケのように見えないところからやってきます。
これらのステップを踏まえるだけで目標やキャッシュフローの「見える化」が進むはずです。経済的不安を抱えている方はぜひお取り組みください。それにより不安が解消され明るい未来へつながっていくことを願っております。