2020(令和2)年1月23日

コロナで中国・武漢市が都市封鎖

 2020(令和2)年1月23日、新型コロナウイルス感染症の発生源とされる中国湖北省の1,100万人都市・武漢市が都市封鎖され、世界に衝撃を与えました。武漢市では2019年末から謎の肺炎患者が増加。その現状をSNSで配信した眼科医・李文亮氏(その後、感染で死去)が当局に拘束されるなど、市や省政府の隠蔽(いんぺい)体質が感染拡大の原因ともいわれています。

 感染症の発生源は、武漢市の華南海鮮卸売市場で取引されていたコウモリやハクビシンなど野生動物説や、武漢市郊外にある中国科学院武漢ウイルス研究所からの流出など、諸説あり、2021年2月、WHO(世界保健機関)の調査チームがようやく武漢に入りましたが、真の発生源はいまだ謎に包まれています。

 海外で「COVID-19」と呼ばれる新型コロナウイルス感染症は、その後、日本に寄港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の船内やアジア各国に広がり、やがてイタリア北部などから欧州、さらに米国へと伝播。全世界で1億人を超える感染者と300万人に迫る死者(2021年3月現在)を出した歴史的なパンデミック(世界的な感染症の流行)になりました。2020年12月8日、英国から、ワクチンの接種が進んでいますが、感染症の拡大は2021年になっても収束していません。

2020(令和2)年1月23日の日経平均終値は

23,795円44銭