皆さま、こんにちは!

 今年の日本は台風が平年より少ないわりに、35度以上の真夏日が平年より多めですね。台風が多いと水害でとても大変ですが、真夏日が多いと熱中症が心配です。

 新型コロナウイルス「第7波」を迎えた日本は、新規感染者が3週連続で世界最多となったと報じられました。暑い中ですが、コロナ対策もしながらどうぞお気をつけてお過ごしください。

決算シーズンを迎えた米国株市場、主要3指数がそろって大幅高!

<直近3カ月のS&P500指数の推移>

出所:楽天証券ウェブサイトより

 7月の米国株式相場は、6月の下落相場から反発し、主要3指数がそろって大幅高となりました。月間上昇率をみると、ダウ工業株30種平均とS&P500種指数が2020年11月以来、ナスダック総合指数は2020年4月以来の大幅高となりました。

 7月中旬から、米国企業の4-6月期決算の発表が本格化しました。先陣を切った大手金融機関、JPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーは調整後の一株当たり利益が市場予想を下回りましたが、収入と利益が市場予想を上回ったシティグループが一時13.2%高と急伸しました。

 その後、ネットフリックスやテスラ、アマゾン・ドット・コム、アップルなどの注目銘柄も総じて良好な決算結果が示されました。7月末時点でS&P500の構成銘柄のうち半分以上が決算発表を終え、70%以上の企業は利益が市場予想を上回りました。

 一方、7月28日に発表された4-6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比年率▲0.9%と、市場予想の+0.5%を大きく下回り、2四半期連続でマイナスの結果を受け、FRB(米連邦準備理事会)による利上げペースの減速期待が高まりました。

 中国のロックダウンが米国金融株やテクノロジー関連株に与える影響は限定的だと思われますが、アパレルや小売業界など、影響度合いを注目していきましょう!

景況感の悪化で嫌気された中国株市場が軟調!

<直近3カ月の上海総合指数の推移>

出所:楽天証券ウェブサイトより

 7月の上海株相場は、6月の上昇基調から一転し軟調の展開となりました。ロックダウンの影響で、4-6月期の国内総生産(GDP)の前期比が▲2.6%とマイナスに転じたことや、ロックダウン解除後の感染者数が再び増加傾向となったことが、相場への重しとなりました。

 また、中国では不動産デベロッパーの資金繰り問題が懸念されています。未完成物件(建設が中断されたプロジェクト)の購入者が、住宅ローンの支払いを拒否する動きが全国に拡大しており、取引先である建築業者などから売掛金回収に遅延がでるなど、事態のさらなる深刻化が警戒されています。

 中国国家統計局が7月31日に発表した7月のPMI(製造業購買担当者景気指数)は49と、前月より1.2ポイント低下し、景気好調・不調の境目である50を割り込みました。今後の先行きについて、楽観的な見方はなかなか生まれにくいかもしれません。