先週の結果
先週は、日経平均の週前半は軟調、後半も米株高ながら上値は限定的
先週の予測としては、上にいくための予測ポイントの一つとして、終値で2万8,000円を突破できるかどうかに注目をしました。前週末は2万7,952円まで上昇して、2万7,914円で終わっており、円安が追い風になっているため(一時139円台のせ)、さらに米株高と円安が続けば2万8,300円台の大きなフシに向かって動く可能性もあるとしました。
しかし、先週はFOMCもあり、すでに0.75%の利上げを織り込んでおり、2万8,000円は一つのフシ目であり、一気にぬけることは難しく、予想レンジを2万7,000~2万8,000円としました。そして、8月のお盆にかけて夏枯れ相場の可能性もあるとしています。
週前半は、米株も円安も一服したことや2万8,000円にいったん接近したこともあり、日本株は軟調な動きとなり、25日(月)は▲215円の2万7,699円、26日(火)は▲44円の2万7,655円と軟調な動きとなりました。
その後は米国の27日(水)のFOMCの結果を受けて、予想通りの0.75%を好感して反応し、NYダウは+436ドルの3万2,197ドルと大幅上昇(ナスダック総合指数とS&P500種指数も同じく大幅上昇)となったことで、日経平均は持ち直し、週末は、前日の米株の2日連続の大幅上昇を受け、一時2万8,001円(前日は2万8,015円)まで上昇しました。
しかし、為替の円高、上海株、ハンセン株の軟調さを受け、また、先物売りもあって上昇が止まり、▲13円の2万7,801円で引けました。週後半の米株式は大きく上昇したものの、日経平均は上値を追えませんでした。
週末29日(金)の米国株式は、主要3指標がそろって大幅高となりました。4-6月期GDPの2四半期連続でのマイナス成長を受けた利上げペースの減速期待が続く中で、アマゾン・ドットコムやアップルの好決算による大幅上昇が相場をけん引しました。
NYダウは+315ドル、ナスダック+228P、S&P500+57Pの上昇でした。
為替はドルが売られ、1ドル=133.21円の円高進行となり、シカゴの日経先物は+225円の2万7,975円でした。