今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)

 インフレや国内金利のピークが見えてきたところで、FRBが年内利上げを続けても、大幅な利上げの確率は低下しています。そのため徐々に買い安心感が強まりつつあります。

 しかし、インフレが市場の予想通りに鈍化しなければ相場の重しとなるため、今後、発表される経済やインフレ指標が注目となります。インフレ高進や景気後退への懸念が消費に影響を与え始めており注意が必要です。週末の7月雇用統計も注目となります。

先週の動き

 先週始めは、FOMCを前に様子見の中、26日(火)にウォルマートの見通し引き下げを受け、NYダウは▲228ドルの3万1,761ドルと反落し、3指標そろって下落しました。

 しかし、27日(水)はFOMCの結果が想定通り0.75%となったことで、今後の利上げペースの鈍化の可能性が期待され、NYダウは+436ドルと大幅高となり、3指標そろって大幅上昇となりました。

 この上昇の勢いが週末まで続き、週末の29日(金)はNYダウは+315ドルと大幅高となりました。週単位では3指標そろって2020年以来の大幅高となっています。

今週の指標:ドル/円

 今週は、FRBの利上げペースの鈍化が見込まれており、長期金利がさらに低下した場合、ドル売り・円買いが継続することになりそうです。

 ただ、景気後退入りの懸念が後退すれば、ドルは買い戻されることになり、下げ渋る動きとなります。7月雇用統計や新規失業保険申請件数などに注目となります。

 ジョー・バイデン政権は低水準の失業率をあげ、雇用統計の改善を理由に景気後退を認定しない方向なので、株安、金利安、ドル安を回避する見通しとなっています。

先週の動き

 先週のドル/円は、軟調な推移となりました。先週始めには137.46円まで買われましたが、週末に一時132.51円まで反落し、急速な円高となりました。

 FOMCは予想通りの0.75%の利上げとなり、今後の大幅利上げは指標などのデータ次第としたため、9月の大幅利上げ観測は後退し、長期金利も低下してドル売り・円買いとなりました。28日の4-6月期GDPも前期につづくマイナス成長となり、ドル売り・円買いは継続しました。