米国高配当株4:リソーシズ・コネクション(RGP)

 財務・会計、事業戦略・事業変革、リスク・コンプライアンス、テクノロジー・デジタルなどの分野におけるプロジェクトコンサルティングや、プロフェッショナル人材派遣サービスを中心とする、グローバルビジネスコンサルティング企業です。

 時価総額は5億8,000万ドルで、日本円で約725億円となっています(USD=125円換算)。

事業の注目ポイント

 事業の中心は、「リソース・グローバル・プロフェッショナル事業(RGP)」で、続いて「その他事業(Other Segments)」となります。

「リソース・グローバル・プロフェッショナル事業」では、主にRGPブランドの下でプロジェクトコンサルティングやプロフェッショナル人材派遣サービスを中心として事業を展開しており、売上の大半を北米で上げています。

競合他社

 競合他社として、NRCヘルスとして事業を行い、医療提供者、支払人および他の医療機関向けに分析と洞察の提供に従事するナショナル・リサーチ(NRC)、校正および実験機器サービスの提供、並びにプロ級テスト、測定および制御機器の販売を行うトランスキャット(TRNS)、グローバルコンサルティング会社であるCRAインターナショナル(CRAI)などがあります。

株式の注目ポイント

 株価は昨年の高値まで回復していません。また、配当はコロナ発生以降、横ばいで推移しています。

 コロナの影響で一時的に株価は下落したものの、その後徐々に回復し、現在はコロナ発生前の水準まで回復しています。

 今までとの働き方や、ビジネスモデルを変革させる企業が増加しており、それに伴いリソーシズ・コネクションへの需要が増えていることも、株価回復の背景の一つのようです。

業績動向

 2022年1月5日開示の四半期決算では売上高・1株利益共に市場予想を上回りました。

 取引規模の拡大、既存顧客への継続的なアプローチによって、企業向けの売上は前年同期比31%増、前四半期比9%増と好業績となりました。

 多くの企業がかつてのような硬直的な労働環境に戻るとは考えづらく、より柔軟な労働環境を求める方向にシフトしていることが、引き続きリソーシズ・コネクションにとって追い風であると同社も考えております。

注意点

 ロシアのウクライナ侵攻によってマーケットが変動しており、欧州での売上低下などが起きた際に株価下落につながる可能性がある点には注意が必要です。

株価動向、配当利回り紹介

配当:0.56ドル
配当利回り:3.19%
株価:17.51ドル(約2,200円)

 この銘柄、権利落ち日は5月中旬の予定(権利実施は6月中旬)です。

 配当利回りは4月11日時点で3.19%、株価は17.51ドルでおよそ2,200円から購入できます(1USD=125円計算)。2019年からの最高値は19.72ドル、最安値は9.02ドルとなっています(終値ベース)。