今週の指標:日経平均株価
先週の予測では、目先の下値は2万7,000円水準となり、その水準で下値を見極める必要があるとしました。
結果的には、米国の金融引き締めがこれまでより、さらに積極的に継続することが示唆されました。これを受けて前週までと相場環境が変わり、一気に2万7,000円を切って引けました。
週始めこそ米国株の反発に連動して小幅続伸するものの、4月6日(水)は▲437円、7日(木)は▲461円と大幅安となりましたが、週末は2万6,764円まで下げて+97円の2万6,985円と反発して引けました。
今週の日経平均は、先週、FRBの早期の金利引き上げや、ウクライナ情勢などふまえれば、全体的に手掛けにくい状況です。ただし、チャート的には目先は25日線の2万6,777円、2万6,761円まで下げて戻していますが、これが継続するようであれば、2万7,500円ぐらいまで戻し、切るようだと2万6,500円水準まで下げることになります。
このどちらかは、日米の業績の結果、ウクライナ情勢の結果次第であり、物色は一足先に本格化する3月期決算企業の決算内容を受けた個別株物色中心となりそうです。基本は2万6,500~2万7,500円のレンジの中の動きを想定。