財務安定の大型株を選抜。決め手は「配当利回り3%超」!
財務力のある大企業なら、業績面でも安定しているはず。
急成長は望めないかもしれませんが、株価も安定的に推移することが多いと想定できます。
業績が安定していて、財務も堅固な大企業なら、毎年、株主に株主配当金を還元してくれる能力も高いはず。
そこで最後の決め手として、「予想配当利回りが3%以上」という条件を加えました。
予想配当利回りは、「今期に支払われる予定の1株あたり株主配当金÷株価」で計算します。
優待株は長期保有が大前提。長期保有の期間中、優待だけでなく高額な配当金ももらえれば、それに越したことはありません。
魅力的な優待がもらえて、しかも配当利回りが高い株ほど、“長期保有のしがいがある”優待株といえます。
スーパースクリーナーで検索した結果、全上場企業のうち、「時価総額2,000億円以上」「自己資本比率40%以上」「予想配当利回り3%以上」の条件で残ったのは98銘柄。
この98銘柄を配当利回りの高い順に並べたのが次の図になります。
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全般的に見ると、誰もが知っているような大企業がランキングの上位を占める結果になりました。
また、配当利回りの高い順で並べ替えたため、分配金利回りの高いJ-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)が多数ランクインしました。
並べ替えの結果、ランキングNo.1になったのは、今期の予想配当利回りが7.54%に達する日本たばこ産業(2914)です。
本来なら、この日本たばこ産業こそが、安定性抜群の3月優待株トップに君臨するはずでした。
しかし、日本たばこ産業は今回の3月末優待をもって優待制度を廃止すると発表。
同社の優待取得には1年間以上の継続保有が必要なので、今から株を買っても、もう優待はもらえません。
そこで、泣く泣く日本たばこ産業を除外した上で、検索結果の中から、予想配当利回りの高い順で、3月優待株を抜き出したのが下の図になります。
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