今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)
先週は、FRBの今後の金融引締め政策への思惑から株式市場を振り回しました。
今週も引き続き、米金融政策の警戒が続き高値圏での大きな上下動となる可能性があります。早期利上げ観測が高まれば再びインフレ懸念が高まって長期金利の上昇でハイテク株は売られ、一方で銀行株が買われる展開となります。年4回の利上げが観測されており、ドル高・株高の流れは、当面は大きく変わらないと思われます。
先週の動き
先週の予測では、12月の消費者物価指数、生産者物価指数が発表され、FRB理事による早期利上げの主張もあり、長期金利の上昇と株価の下落が気になるところとしました。
結果的に週前半は長期金利の一服で株価はしっかりした動きでしたが、13日(木)になるとブレイナード理事が利上げに積極的発言をしたことで、NYダウは3日ぶりに反落。ナスダックも4日ぶりの大幅反落となりました。
週末は12月小売売上高が予想を下回り、5カ月ぶりのマイナスとなり、1月ミシガン大学消費者態度指数が低下したことで▲201ドルの3万5,911ドルと続落しました。