今年最後の波乱相場が予想されるワケ

 BOEもECBも、インフレ上昇に対してよりタカ派的になるのか、それよりも新型コロナの感染急増に対応するためハト派的な姿勢を維持するかどうかに注目です。ユーロ、ユーロ/円の頭の重さは当分続くかもしれません。

 16日は、15日深夜(東京時間16日午前4時)のFOMCの決定を受けて、東京時間の市場は波乱が予想され、16日の夜はBOE(同午後9時)、ECB(同午後9時45分)と続くため、一日中、波乱相場が続きそうです。

 翌17日の正午前後に日銀の金融政策決定会合の結果が発表されますが、この決定はあまりマーケットには影響を与えないと予想されます。

 今週は日米欧英の中央銀行の委員会が相次ぎ、今年最後の波乱相場に展開する可能性もあるため、精神力、体力ともにかなり消耗する週になりそうです。