こんな場合、iDeCo、つみたてNISAはどうする?具体的な運用方法を教えて!
では早速、具体的なケーススタディーで、最適な運用方法をお伝えしていきます。
50歳からのDC・つみたてNISAの運用方法:ケーススタディー(1)
20~30代と同じように、積極的な運用をしてもよいのか悩む50代の方も多いと思います。年齢で一律「このように運用した方がいい」ということではなく、運用期間と、どのぐらい増やしたいかという目標から考えるほうがよいでしょう。
つみたてNISAは?
まずは年齢制限のない、つみたてNISAで始めてみましょう。70歳ぐらいまで積み立てを継続できるということであれば、20年と相当長い期間で運用できるので、投資先は株式インデックスファンドで問題ないでしょう。
iDeCoは?
次にDCの方ですが、こちらも60歳時点で資金を出す予定があるのであれば、運用期間は10年程度となるので、つみたてNISAより若干リスクを落としたバランスファンドなどで運用をしておいた方がよいでしょう。
一方、60歳時点ですぐに資金が必要になるわけではないという場合は、2022年の法改正により最長75歳まで運用継続が可能となるため、運用期間は最長で25年程度になります。
運用の目的が「老後の資産としてなるべく多く増やしておきたい」ということであれば、ある程度リスクを取りながらなるべく長く運用を継続し、本当に必要になったときに出すことがベター。つみたてNISAと同じように、20年以上運用を継続できるようであれば、株式ファンドなどでリスクを取りながら大きく増やしておきたいところです。
このように、「いつまで運用できるか」「どのぐらい増やしたいか」という2つの観点から考えるのがよいでしょう。