会社勤めでも短期トレードで成功できる!
──先ほど、会社員なのでデイトレードは無理とおっしゃいました。ただ、スイングトレードでも、相場に張り付いていないとタイミングを見逃しそうです。会社勤めだと厳しくないですか?
スイングトレードもデイトレード同様、常に板やチャートを監視して、何か動きがあったらすぐ対応しなければなりません。その意味ではたしかに会社に勤めていることはハンディになります。1日中株価の動きを追うなんて無理ですし、好きなときに売ったり買ったりできるわけでもないですから。ただし、今はいろいろと便利になっているので、絶対に無理というわけでもないんです。
──というと?
1つにはスマホが普及したからです。今はスマホがあれば株価の推移をチェックすることもできるし、買いや売りの注文もできます。そういった意味では昼休みは一番の貴重な時間になりますから、さくっと数分で食事をして後は株式投資に没頭している日も多々あります。
また、時には、トイレに行くタイミングでさっさとメールチェックと同様に株価のチェックもします。(笑)
──サラリーマン投資家にとってスマホの普及はかなり大きな出来事なんですね。
それは間違いないでしょう。
──とはいえ、そうしょっちゅうトイレに駆け込むわけにもいかないでしょうし(笑)。結果、買い時や売り時を逃すこともあるのでは?
それも「指値」を入れておくことで、ある程度は解消できます。つまり、あらかじめ証券会社に「〇〇円以下になったら買い」「〇〇円以上になったら売り」などと指値注文しておくんです。こうしておけば、その値段になったら自動的に約定されますから、買い時、売り時を逃すことはありません。
──たしかにそうですね。
たぶんサラリーマン投資家の方はみんな指値注文を活用していると思いますよ。
──でも、いつ指値を入れるんですか。
私の場合、朝、出勤する前です。板やチャートを見て、買値や売値を決めるので、当然、毎日行っています。だから、朝はけっこう早いですよ。
──やっぱり稼いでいる人は、人知れず努力をしているものですね。ちなみに帰宅後も投資のために何かしていますか?
はい、投資している企業のことを調べたり、カンニング先の投資家のブログを読んだり、毎日、どんなに遅くても30分は何かしらやっています。じっくり調べたり実際の投資戦略となるとやはり週末が貴重な時間になります。
──苦とは思わないのですか?
まったく思いませんね。次はどの銘柄が上がるだろうかとか、稼ぐための裏技はないかとか、そういうことに時間をかけて考えるのが好きなんでしょうね。だからこそ、何十年も続けているんだと思います。